待望の進化:Korg「Kaoss Pad V」登場
Korgは、タッチベースのエフェクターシリーズ「Kaoss Pad」の主要モデルとして、実に13年ぶりとなるメジャーアップグレード版「Kaoss Pad V」を発表しました。2013年のKP3+以来、長らく更新が待たれていたこのシリーズが、現代の音楽制作・パフォーマンスシーンに対応すべく、大幅な機能強化を遂げて帰ってきました。
革新的なマルチタッチ機能とボイスエフェクト
Kaoss Pad Vの最も注目すべき革新は、シリーズで初めてマルチタッチに対応した点です。これにより、ユーザーは2本の指を同時に使用して、全く異なる2つのパラメーター、あるいは2つの独立したエフェクトを同時にコントロールできるようになります。これは、ライブパフォーマンスにおける表現の幅を飛躍的に広げるでしょう。
また、専用のボイスエフェクトエンジンが搭載されたことも大きな特徴です。ボーコーディングやハーモナイズが可能になるだけでなく、驚くべきことに、ボーカル入力をMIDIに変換する機能も備えています。これにより、例えばビートボックスでドラムマシンをコントロールしたり、ハミングでシンセサイザーを演奏したりといった、これまでにないクリエイティブなアプローチが実現します。
サンプリング&ルーピング機能の強化と多様な接続性
サンプリングおよびルーピング機能も大幅に改善されました。以下の機能が提供されます。
- 最大8小節の録音が可能
- オーバーダブ機能
- ループのチョップと再配置
これらのルーピング機能は、Korgがバランス入力端子を最終的に追加したことで、さらに有用性が増しています。マイクやシンセサイザーなどからよりクリーンなオーディオをキャプチャできるようになりました。一方、背面にはDJセットアップに便利なアンバランスRCA入出力も引き続き搭載されており、様々な環境での使用が想定されています。
価格設定:進化に見合った価値か
Kaoss Pad Vの価格は、予約注文で649.99ドルと設定されています。前モデルであるKP3+の2013年当時の価格が349.99ドル(2026年のインフレ調整後で約493ドル)だったことを考慮すると、今回の新モデルは価格面でも大きな飛躍を遂げています。この価格に見合うだけの新しい音楽表現の可能性を秘めているのか、市場の反応が注目されます。
元記事: https://www.theverge.com/news/864003/korg-kaoss-pad-v-namm
