GDC 2026、国際参加者の減少に直面
2026年にサンフランシスコで開催される「GDC Festival of Gaming」は、例年よりも国際色に乏しいイベントとなるかもしれません。LinkedInなどのソーシャルメディア上の動向によると、多くの国際的なゲーム業界関係者が、安全への懸念、厳格化する米国の移民政策、そして入国税関捜査局(ICE)の存在感の高まりを主な理由に、今年のイベント参加を見送ると表明しています。
高まる安全への懸念と移民政策の影響
米国各地でのICEの活動や、最近ミネアポリスでICE捜査官が関与した銃撃事件(1月7日のRenee Nicole Good氏、1月24日のICU看護師Alex Pretti氏の死亡事件)などが、参加者の懸念を一層強めています。加えて、予測不能な国境検査や一般的な安全上の問題も、多くの人々が渡米のリスクを冒す価値はないと感じる原因となっています。ある参加者は「米国は国際イベントを開催する上で非常に問題の多い場所だ」と述べ、不安を露わにしています。
GDC運営側の対応
GDCのニーナ・ブラウン社長はMobilegamer.bizに対し、「コミュニティの安全が常に最優先事項である」と語っています。ブラウン氏は、GDCが地方当局や法律専門家と密接に連携し、米国の政策変更を監視していること、最新の情報を提供していること、そして国際的な参加者にはビザ申請を早期に行い、自国の大使館と相談するよう助言していることを明らかにしました。
また、GDCは以下の安全対策を講じているとのことです。
- 24時間365日対応の安全ホットライン
- イベントスタッフ向けの安全トレーニング
- 要請に応じたセキュリティエスコート
- サンフランシスコの安全コミュニティアンバサダープログラムによる追加支援
コスト問題と新しいチケットシステム
安全懸念と並行して、高額な参加費用も国際参加者にとって大きな障壁となっています。特にインディー開発者や小規模スタジオからは、ホテル、食事、渡航費、チケット代といった諸経費が「高すぎる」との声が上がっています。
これに対しGDCは、イベントへのアクセスを容易にするため、よりシンプルで手頃な価格のチケットシステムを導入しました。新しい「Festival Pass」は以前の「All-Access Pass」に代わるもので、価格は45%安くなり、649ドルから利用可能です。このパスで、すべての主要イベントプログラムへのアクセスが可能となります。
