AnthropicがインタラクティブなClaudeアプリを発表、Slackなど職場ツールと連携

Claudeが職場ツールと連携し、より実践的なタスク実行へ

Anthropicは、AIチャットボットClaudeのインタラクティブアプリを発表しました。これにより、Claudeユーザーはチャットボットのインターフェース内で直接、様々なアプリケーションを利用できるようになります。この新機能は、Slack、Canva、Figma、Box、Clayといった主要な職場ツールとの連携から始まり、近日中にはSalesforceも追加される予定です。

Anthropicは、エンタープライズ顧客に焦点を当てており、今回の発表もその戦略の一環です。連携するアプリにログインしたインスタンスはClaudeからアクセス可能となり、ユーザーはClaudeを通じてSlackメッセージの送信、チャートの生成、クラウドファイルのアクセスといったタスクを実行できるようになります。

「Claude Apps」がもたらす新たなワークフロー

Anthropicは、この機能について次のように述べています。「データ分析、コンテンツデザイン、プロジェクト管理は、専用の視覚的インターフェースと組み合わせることでより効果的になります。Claudeの知能と組み合わせることで、単独よりも迅速な作業と反復が可能になります。」この機能により、AIが単なる情報提供者ではなく、具体的な業務実行者としての役割を強化することが期待されます。

  • 主な連携アプリ:
  • Slack
  • Canva
  • Figma
  • Box
  • Clay

この新機能は、Pro、Max、Team、Enterpriseプランのサブスクライバーが利用可能で、無料ユーザーは対象外です。利用資格のあるユーザーは、claude.ai/directoryからツールを有効にできます。

OpenAIとの共通基盤「Model Context Protocol (MCP)」

今回のシステムは、OpenAIが昨年10月にローンチしたAppsシステムと類似しています。これら両方のアプリ統合システムは、2024年にAnthropicが導入したオープン標準「Model Context Protocol(MCP)」に基づいて構築されています。MCPは昨年11月にアプリのサポートを開始しており、両社の取り組みが基盤となっています。

「Claude Cowork」との統合で広がる可能性

この新しいアプリ機能は、Anthropicが先週発表した多目的エージェントツール「Claude Cowork」と統合されることで、さらに強力になると見られています。Claude Codeを基盤とするCoworkは、大規模かつオープンエンドなデータセットを活用して、多段階のタスクをユーザーに割り当てることが可能です。

例えば、Coworkは新しいデータを利用してFigmaでマーケティンググラフィックを更新したり、企業のBoxインスタンスから情報を活用したりできるようになります。現時点ではアプリはCoworkでは利用できませんが、Anthropicは近日中の統合を予定しています。

エージェントシステムの安全性への配慮

エージェントシステムは予測不可能な挙動を示すことがあるため、AnthropicのCoworkに関する安全ドキュメントでは、ユーザーに対してエージェントを密に監視し、不必要な権限を与えないように促しています。「財務書類、資格情報、個人記録のような機密情報へのアクセス権限を付与する際には注意してください」と同社は推奨しており、広範なアクセス権を与えるのではなく、Claude専用の作業フォルダを作成することを検討するようアドバイスしています。


元記事: https://techcrunch.com/2026/01/26/anthropic-launches-interactive-claude-apps-including-slack-and-other-workplace-tools/