スナップ、ARグラス「Specs」事業を新会社として独立させ、開発を加速

スナップ、ARグラス「Specs」事業を新会社として独立

Snapは、同社の拡張現実(AR)グラス「Specs」の開発にさらなる注力するため、新子会社「Specs Inc.」を設立し、事業を独立させると発表しました。この動きは、ARハードウェア分野における同社の長年の取り組みと、今後の消費者向け製品のリリースに対する強い意気込みを示すものです。Snapは、この分社化が「より大きな事業集中と連携」を可能にすると説明しています。

「Specs」の進化と開発の軌跡

Snapは10年以上にわたりAR技術の開発に取り組んでおり、「Specs」もその歴史を刻んできました。消費者向けバージョンは2018年以来提供されていませんでしたが、2024年以降、第5世代のハードウェアは開発者向け製品として提供され、コンテンツとプログラムの充実が図られてきました。

「Specs」が提供する革新的な体験

「Specs」は、ユーザーに没入感のある空間体験を提供します。主な機能は以下の通りです。

  • 4つのカメラ:ハンドトラッキングを可能にし、Snap Spatial EngineによってAR画像を空間に投影します。
  • Snap OS:独自のOSを搭載し、昨年9月に最新バージョンがリリースされました。改善されたブラウザ機能を含みます。
  • AIパワード「空間ヒント」:見ているものについて自動生成された情報を提供(例:スナックを見た際に健康的なヒントを提供)。
  • 「トラベルモード」:外国の道路標識やメニューの翻訳をサポート。
  • ゲームと協調体験:デモでは「アバター 最後のエアベンダー」のゲームが体験され、複数台のグラスを同期させて同じ物理空間でARコンテンツを共有し、協力プレイを楽しむことも可能です。

AR市場の競争と今後の課題

ARグラス市場は、MetaがRay-BanやOakleyといった大手アイウェア企業と提携するなど、競争が激化しています。現在の「Specs」のプロトタイプは、約8オンス(約226グラム)とやや重く、長時間使用すると熱を持つ傾向があるといった課題も報告されています。しかし、Snapはこれらの物理的な側面も一般公開前に改善されると述べています。

リリースと展望

Snapは、今年後半に予定されている消費者向け「Specs」の正式なリリース日についてはまだ言及していませんが、今回の分社化は、AR市場での存在感を確立するための重要な一歩となるでしょう。今後の発表に注目が集まります。


元記事: https://techcrunch.com/2026/01/28/snap-gets-serious-about-specs-spins-ar-glasses-into-standalone-company/