ServiceNow、AnthropicとAIパートナーシップを締結:マルチモデル戦略を強化

新たなAI提携を発表

エンタープライズワークフローソフトウェアのリーダーであるServiceNowは、AI研究機関Anthropicと複数年にわたる戦略的提携を発表しました。これは、同社がOpenAIとのパートナーシップを発表したわずか1週間後の出来事であり、ServiceNowのAI戦略の加速を示すものです。

Anthropicとの提携詳細

今回の提携により、Anthropicの最先端AIモデルがServiceNowのプラットフォームにさらに深く組み込まれます。具体的な内容としては以下の点が挙げられます。

  • AnthropicのClaudeモデルファミリーが、ServiceNowのAI駆動型ワークフロー製品全体で「推奨AIモデル」となります。
  • ServiceNowのAIエージェントビルダーである「ServiceNow Build Agent」のデフォルトモデルとしてClaudeが採用され、開発者はより効率的にエージェントワークフローやアプリケーションを構築できるようになります。
  • ServiceNowの全世界29,000人の従業員に対し、AnthropicのAIが導入されます。
  • Anthropicのコーディング支援ツールである「Claude Code」が、ServiceNowのエンジニアに提供されます。

ServiceNowの会長兼CEOであるビル・マクダーモット氏は、「ServiceNowとAnthropicは、AIネイティブなワークフローを通じて、世界最大規模の企業のためにインテリジェンスを行動に変えています。深く統合されたプラットフォームとオープンなエコシステムこそが、未来を築く方法であることを共に証明しています」とコメントしています。

ServiceNowのマルチモデル戦略

Anthropicとの提携は、その直前に発表されたOpenAIとのパートナーシップに続くものです。ServiceNowの社長、COO兼CPOであるアミット・ザベリー氏は、同社が意図的に「マルチモデル戦略」を追求していることを強調しました。「私たちはこれらのパートナーシップを競合する、あるいは相互排他的なものとは見ていません」とザベリー氏は述べています。

エンタープライズ顧客は「モデルの選択肢」を求めており、ServiceNow AI Platform上でのガバナンス、セキュリティ、監査の一貫性を保ちつつ、「適切なジョブに適切なモデル」を使用したいと考えています。各モデルには異なる強みがあり、ServiceNowの役割は、顧客に最高の結果をもたらす方法でそれらをオーケストレーションすることだと説明しています。

広がるAI提携と市場の動向

Anthropicにとっても、今回のServiceNowとの提携は、近月で発表された数々の大規模な企業契約の一つです。同社は、今年初めに世界的な保険会社Allianzと、昨年後半にはAccenture、IBM、Deloitte、Snowflakeといった大手企業との提携を発表しています。

企業がAI投資からの測定可能なリターンを見出すのに苦労している現状があるものの、ベンチャーキャピタリストたちは、2026年には状況が変わると予測しています。しかし、これは彼らが3年連続で同様の予測をしていることも指摘されています。


元記事: https://techcrunch.com/2026/01/28/servicenow-inks-another-ai-partnership-this-time-with-anthropic/