記録的なiPhone売上と全社的な成長
Appleは2026年第1四半期の決算報告において、iPhone部門が過去最高の売上を記録し、売上高が853億ドルを超えたことを発表しました。これは前年同期比で23%増という驚異的な成長です。ティム・クックCEOは、「これは我々がこれまでに提供してきた中で最も強力なiPhoneラインアップであり、圧倒的に人気が高い」と述べ、その需要の大きさを強調しました。全社的な売上も1438億ドルに達し、前年比16%増という記録的な数字を叩き出しています。
この好調なiPhone売上は、AI強化版Siriの遅延や、iPhone Airの売上が予想を下回ったという憶測があったにもかかわらず達成されました。特にiPhone 17のベースモデルに、これまで「Pro」モデル限定だった常時表示ディスプレイや高リフレッシュレートの画面など、多くの機能が搭載されたことが需要を牽引したと見られます。
しかし、iPhone 17に対する「高い需要」は供給の制約にもつながっており、クックCEOは高度なプロセスノードのサプライチェーンにおける柔軟性の低下を指摘しています。
サービス部門の好調とMac/ウェアラブルの課題
iPhoneの躍進に加え、Appleのサービス部門も堅調な成長を見せています。Apple Music、iCloud、Apple TVなどのサブスクリプションを含むサービス収入は、前年比14%増加しました。一方で、Macおよびウェアラブル製品の売上は減少しました。
AI戦略の加速:Googleとの提携と新興企業の買収
Appleは、AI分野での取り組みも活発化させています。約束されていたAI駆動のパーソナライゼーション機能をSiriに導入する予定であり、そのアップグレードにはGoogleと提携し、GoogleのGemini AIモデルのカスタムバージョンを利用するとしています。この提携は、AppleのAI戦略における重要な一歩となります。
さらに、Financial Timesの報道によると、AppleはAIスタートアップのQ.aiを20億ドルで買収しました。Q.aiの特許は、「顔の皮膚の微細な動き」を利用して話さずにコミュニケーションをとる技術がヘッドホンやメガネで使われることを示唆しており、Appleがこの技術をどのように活用するかに注目が集まっています。
社内でのAI開発も進んでおり、Bloombergのマーク・ガーマン氏のレポートでは、AppleがSiriをiPhoneおよびMacに直接組み込まれたAIチャットボットに変える計画や、AI駆動のウェブ検索ツールをSiri向けに開発しているとの噂が報じられています。
元記事: https://www.theverge.com/news/870319/apple-iphone-best-revenue-ai-q1-2026
