Grubhub、50ドル以上の注文で手数料恒久無料化を発表
Grubhubは2026年のスーパーボウルCMの発表と同時に、画期的な新方針を明らかにしました。まもなく、50ドルを超えるすべてのレストラン注文において、配送料およびサービス料が永続的に撤廃されます。この戦略は、競合であるDoorDashやUber Eatsとの差を縮めるための重要な一歩と見られています。
新方針の詳細と顧客への影響
この新サービスは、特に経済的に厳しい時期において、顧客の出費を大幅に削減する可能性があります。Grubhubによると、50ドル以上の注文における配送料とサービス料は、フードデリバリーアプリ全体で通常1回の取引あたり平均13ドルにも上るとのこと。この恒久的な費用免除は、まさに顧客の懐に直接的な恩恵をもたらすでしょう。
スーパーボウルのコマーシャルには俳優のジョージ・クルーニーが登場し、「誰が手数料を払うのか?」という問いに対し、「Grubhubが手数料を食べる」と答える形で、この新方針をドラマチックに宣伝しています。
競合他社との差別化
フードデリバリー業界において、Grubhubのこの動きは際立っています。競合のDoorDashやUber Eatsは、50ドル以上の大口注文に対する配送料・サービス料の恒久的な免除を提供していません。彼らのプロモーションは通常、
- 期間限定のオファー
- DashPassやUber Oneのような有料サブスクリプションサービスに紐付けられている
- 特定のレストランにのみ適用される、またはその他の制限がある
といった条件付きであり、Grubhubの「全注文、永続的」という方針は、明確な差別化ポイントとなります。
Grubhubの現状と今後の戦略
この新たな施策は、Grubhubが現在直面している厳しい市場状況を背景に打ち出されました。マーケティングインテリジェンス企業Sensor Towerによると、Grubhubの月間アクティブユーザー数は2025年に前年比で20%減の800万人に落ち込みました。これは、競合のDoorDashが約5000万人の月間アクティブユーザーを誇るのと比較すると、大きな差があります。
2024年にMarc Lore氏率いるWonder Groupに買収されたGrubhubは、ユーザー成長の課題に直面しており、今回の手数料免除は競争力を回復するための重要な戦略と見られます。また、同社は最近、地元レストランでキャッシュバック報酬を提供するスタートアップ「Claim」を買収しました。これにより、パーソナライズされた報酬プログラムを通じて、より多くのレストランが顧客とエンゲージメントできるよう支援し、サービスの多様化を図る狙いもあります。
まとめ:市場の再編と消費者の恩恵
Grubhubの大胆な手数料無料化は、激しい競争が続くフードデリバリー市場に新たな波紋を投げかけるでしょう。ユーザーにとっては、よりお得にサービスを利用できる機会が増え、市場全体の競争が激化することで、さらなるサービス向上が期待されます。Grubhubがこの戦略によって、競合他社との差を縮め、再びユーザーを獲得できるかどうかに注目が集まります。
元記事: https://techcrunch.com/2026/02/02/grubhub-waives-delivery-service-fees-orders-over-50/
