Adobe Animate、2026年3月1日に提供終了
Adobeは、長年提供してきた2Dアニメーションソフトウェア「Adobe Animate」を、2026年3月1日をもって提供終了すると発表しました。同社はサポートサイトの更新を通じて、既存のユーザーにこの決定を通知しました。エンタープライズ顧客に対しては、円滑な移行を支援するため2029年3月1日までテクニカルサポートが継続されますが、その他の顧客へのサポートは来年3月までとなります。
ユーザーからの強い反発
この突然の発表は、Animateユーザーコミュニティに大きな衝撃を与え、「信じられない」「失望した」「怒りを感じる」といった強い反発の声が上がっています。特に、Animateの機能を完全に代替できるソフトウェアがないことへの懸念が広がっています。X(旧Twitter)では、「オープンソース化して放棄するべきではない」とAdobeに訴える声や、「これは私の人生を台無しにする」「多くのAdobeユーザーが契約を続ける理由なのに、一体何をしているんだ?」といった深刻なコメントが多数投稿されています。
Adobeの提供終了理由とAIへの注力
AdobeはFAQで、提供終了の理由について、「Animateは25年以上にわたり、アニメーションのエコシステムを創造、育成、発展させる上で重要な役割を果たしてきました。しかし、技術進化に伴い、ユーザーのニーズに応える新たなプラットフォームやパラダイムが登場しています。この変化に対応するため、Animateのサポート終了を決定しました」と説明しています。この声明は、AdobeがAI技術を統合した新製品およびサービスへの戦略的なシフトを加速していることを示唆しています。
代替ソリューションの現状
AdobeはAnimateの完全な代替製品を具体的に提示していません。代わりに、Creative Cloud Proプランの加入者向けに、After Effectsのパペットツールによる複雑なキーフレームアニメーションや、Adobe Expressを活用した写真やビデオ、テキストへのアニメーション効果など、Animateの機能の一部を他のAdobeアプリで補完できる可能性を示唆しています。一方で、ユーザーコミュニティからは、Moho AnimationやToon Boom Harmonyといった他社製のアニメーションソフトウェアが代替案として挙げられています。
今後の展望
Adobeは、既にダウンロードされているAnimateソフトウェアについては、今後も引き続き動作すると述べています。今回の提供終了は、昨年Adobe MaxカンファレンスでAnimateがほとんど言及されなかったことや、2025年版がリリースされなかったことなど、以前から兆候が見られていました。ソフトウェア業界がAIへと大きく舵を切る中で、Adobeの今回の決定は、今後のクリエイティブツールの進化の方向性を示すものとして注目されます。
元記事: https://techcrunch.com/2026/02/02/adobe-animate-is-shutting-down-as-company-focuses-on-ai/
