巨額の資金調達で事業拡大を加速
自動運転技術のパイオニアであるWaymoは、ロボタクシー事業のさらなる拡大を目指し、160億ドル(約2兆4000億円)という巨額の投資ラウンドを完了したことを発表しました。この資金調達は、後期テクノロジー企業への投資で知られるDragoneer Investment Groupが主導し、Waymoの評価額は1260億ドルに達しました。
Waymoの共同CEOはブログ投稿で、調達した資金の一部を車両購入とフリート規模の拡大に充てる計画を明かしています。同社は2026年中に少なくとも20の新規都市でのサービス開始を目指しており、現在6都市で2,500台以上のロボタクシーを運行しています。
自動運転市場の現状とWaymoの立ち位置
今回の資金調達ラウンドには、Dragoneer、Sequoia Capital、DST Globalといった新たな投資家が加わったほか、Andreessen Horowitz、アブダビ政府系ファンドMubadala、Fidelity Management and Research Companyなど既存の投資家も再投資を行いました。Waymoは2024年に56億ドルを調達した際、評価額は450億ドルでした。
自動運転ライドヘイル車両は、ドライバー人件費の削減という約束にもかかわらず、高額なコストがかかることが課題とされています。車両本体価格に加え、高価なセンサーやコンピューターの搭載、遠隔オペレーターによる監視、さらにはフリートマネージャーによるEV充電、清掃、センサー校正といった運用コストが発生します。
こうした状況の中、Waymoは米国において完全なドライバーレス車両による有料サービスを展開している数少ない企業の一つです。競合他社のAmazonのZooxはまだ一部都市で無料トライアルを実施している段階であり、Teslaは車両にセーフティモニターを配置しています。
今後の展望と課題
Waymoは今後、ニューヨーク、ロンドン、そして東京といった世界の主要都市へのロボタクシー投入を計画しており、今回の資金調達はその実現に向けた重要な一歩となります。
しかし、自動運転技術には課題も残されています。先週、米国家道路交通安全局(NHTSA)は、カリフォルニア州サンタモニカでWaymo車両が子供に接触し軽傷を負わせた事故について調査を開始しました。安全性の確保と規制当局との連携は、グローバル展開を加速するWaymoにとって引き続き重要な焦点となるでしょう。
元記事: https://www.theverge.com/transportation/872651/waymo-raises-16-billion-investment-value-robotaxi
