はじめに
リーガルAIスタートアップのHarveyが、その驚異的な成長を止めることなく、再び大規模な資金調達ラウンドを進めていると報じられました。Forbesの情報筋によると、同社はSequoiaとシンガポールのGICが主導する形で、評価額110億ドルで2億ドルの資金調達を交渉中とのことです。
驚異的な評価額の推移
この取引が成立すれば、Harveyの評価額はわずか数ヶ月で30億ドルも上昇することになります。同社の目覚ましい成長は以下の資金調達履歴からも明らかです。
- 2025年2月: Sequoia主導のシリーズDで3億ドルを調達し、評価額は30億ドル。
- 同年6月: Kleiner PerkinsとCoatue主導のシリーズEで3億ドルを調達し、評価額は50億ドル。
- 昨年秋(12月に確認): Andreessen Horowitz主導で1億6000万ドルを調達し、評価額は80億ドル。
- 今回報道された交渉: SequoiaとGIC主導で2億ドルを調達し、評価額は110億ドル。
同社は、TechCrunchの取材に対し、今回の資金調達の可能性についてはコメントを控えています。
事業と財務状況
Harveyは、法律事務所向けにLLM(大規模言語モデル)AIを提供するスタートアップです。創業者のワインストン・ワインバーグCEOがLinkedInで共有した情報によると、同社の年間経常収益(ARR)は、2025年末までに1億9000万ドルに達しました。これは、同年8月の1億ドルから半年足らずでほぼ倍増という驚異的な成長を示しています。
AIエンタープライズにおける成功要因
いかにしてHarveyはAIエンタープライズアプリケーションの分野で最も成功した企業の1つとなったのでしょうか。ワインバーグCEOは最近、TechCrunchの編集長コニー・ロイゾスに対し、同社がどのようにしてシリコンバレーの有力VCの心を掴んだかについて、信じられないようなストーリーを語ったと報じられています。Harveyの急速な成長は、法務分野におけるAI技術の需要の高まりと、その提供するソリューションの価値を明確に示しています。
