Amazon、ジェームズ・ボンドのアートから銃を不自然に削除し物議

アイコニックなイメージの改変

Amazonが「ジェームズ・ボンドの日」に合わせて映画のポスターアートを更新した際、ファンはすぐにスーパーエージェントの象徴であるワルサーPPKが不自然に削除されていることに気づきました。特に、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンがポスターの中で「薄い空気」を握っているかのように見える不器用なPhotoshop編集が、多くの注目を集めました。

『007 ドクター・ノオ』や『007 ゴールデンアイ』のポスターでは、銃器が明らかに削除されており、『007 死ぬのは奴らだ』ではロジャー・ムーアの体が移植されたかのように見え、『007 美しき獲物たち』では銃を隠すために腕が不自然に伸ばされるなど、さらに大胆な改変が施されていました。

ファンからの強い反発と「ウォーク」批判

この改変に対し、ファンは激しく反発しました。多くの人々が、Amazonがこのような象徴的な作品に対して不適切な編集を行ったことに驚きを表明し、中にはAmazonが「ウォーク(woke)」であると非難する声も上がりました。コンテンツの改変が、ブランドイメージやファンとの信頼関係に与える影響は計り知れません。

静かに差し替えられたアートと続く疑問

物議を醸したポスターは、その後、映画のスチール写真に静かに差し替えられました。しかし、ファンは、これらの新しい画像もまた銃器が削除されているか、不自然に改変されているものがあることを指摘しています。例えば、『007 スカイフォール』のスチール写真も、銃が削除されたように見えます。

本記事の執筆時点では、Amazonはこの件に関するコメント要請に応じていません。企業がコンテンツをどのように管理し、変更するかの透明性は、今日のデジタル時代においてますます重要になっています。

ミーム化する「空っぽの手」

この騒動の中で、ピアース・ブロスナンの「空っぽの手」の画像は、インターネット上でミームの素材として拡散しています。デジタルコンテンツの改変が、いかに迅速に大衆文化の中で拡散し、議論の対象となるかを示す事例とも言えるでしょう。


元記事: https://www.theverge.com/news/798712/amazon-awkwardly-edited-the-guns-out-of-james-bond-art