テスラ、年内にロボタクシーの安全監視員撤廃へ – マスクCEOが大胆予測

マスクCEO、ロボタクシーの安全監視員撤廃を宣言

テスラのイーロン・マスクCEOは、同社のロボタクシーから年内に安全監視員を撤廃できるとの見通しを明らかにしました。特にオースティンの一部地域では、数ヶ月以内に安全監視員が不要になることを期待していると述べています。

マスクCEOは、展開にあたっては「非常に慎重なアプローチ」を取っていると強調しました。

安全性への配慮と現状

現在、オースティンとサンフランシスコで運用されているテスラのロボタクシーには、緊急停止スイッチを持つ安全監視員が同乗しています。これは、Waymoの商用ロボタクシーサービスでは不要とされている措置です。

マスクCEOは、この監視員は技術的な欠陥によるものではなく、「安全性に対する過剰なまでの注意」のためだと説明しています。「たった一度の事故でも世界中でトップニュースになるため、慎重なアプローチが望ましい」とコメントし、安全への配慮を最優先する姿勢を示しました。

市場拡大計画と過去の予測

テスラは、規制上の問題がなければ、年内に8〜10の新たな州でロボタクシーサービスを展開する予定です。候補としてネバダ州、フロリダ州、アリゾナ州が挙げられています。

これまでの実績として、オースティンのロボタクシーは約20台で25万マイル以上を走行し、サンフランシスコの車両は100万マイル以上を走行しているとのことです。新規市場に投入する際には、規制の有無にかかわらず、当初は安全監視員を配置する方針を明らかにしました。

マスクCEOは以前、年内に米国人口の50%がロボタクシーを利用可能になり、顧客が自身の車両を監視なしの自動運転にアップデートできるようになると予測していました。


元記事: https://www.theverge.com/transportation/804972/tesla-robotaxi-safety-monitor-remove-austin-musk