GM、CarPlay/Android Autoの廃止計画を修正
ゼネラルモーターズ(GM)は、同社の車両からApple CarPlayおよびAndroid Autoのサポートを段階的に廃止する計画について、「一夜にして」行われるものではないと明確にしました。これは、メアリー・バーラCEOが以前、将来的には全てのガソリン車からこれらの電話ミラーリング機能を排除する意向を示していたことに対する、重要な補足説明となります。
GMは既に、その電気自動車の多くからCarPlayおよびAndroid Autoのサポートを削除しており、ガソリン車ラインナップでも同様の動きが計画されていると見られていました。
既存車両とガソリン車への影響
GMの広報担当者であるマロリー・ルシッチ氏は、「既存の車両に変更を加えることはありません」と述べ、「もしあなたの車がApple CarPlayまたはAndroid Autoをサポートしているなら、それは継続されます」と強調しました。さらに、両機能は「当面の間、全てのGM製ガソリン車で引き続き利用可能」であると明言しています。
同社は、集中型コンピューティングプラットフォームへの移行を進める中で、「より良く、より深く統合された体験」へと徐々に移行していく方針を示しています。この変化は「一夜にしてではなく、時間をかけて」行われるものであり、GMはAppleおよびGoogleとの協力関係を重視していると述べています。
ソフトウェア定義車両への移行
この戦略は、車両がよりソフトウェア定義型になるという広範な業界トレンドに沿ったものです。GMが発表した新しい集中型車両コンピューティングプラットフォームは、制御モジュールの数を減らし、無線(OTA)ソフトウェアアップデートの能力を向上させることを目的としています。
この新システムは、2028年にキャデラック・エスカレードIQで初めて導入され、その後、同社のガソリン車ラインナップにも展開される予定です。これにより、GMは車載インフォテインメントシステムにおいて、より自社主導の体験を提供することを目指していると考えられます。
