はじめに
昨年、リブランドされたPowerbeats FitがBeats Fit Proイヤホンのアップデート版として登場するとの噂が流れていましたが、AppleのBeatsブランドは本日、新しいPowerbeats Fitを正式に発表しました。2021年のBeats Fit Proの「進化形」であり、Powerbeatsファミリーへの「新加入」と位置づけられるPowerbeats Fitは、激しいワークアウトにも耐えうる強化された耐久性と快適性を提供するとBeatsは述べています。
主な機能と改善点
- 再設計されたウィングチップ: Beats Fit Proよりも20%柔軟になり、より多くの耳にしっかりとフィットします。
- 4つのイヤーチップサイズ: XSからLまでの4サイズが用意され、ほとんどの耳のサイズと形状に対応します。
- 耐久性の向上: イヤホンとケースの両方がIPX4等級の耐汗・耐水性能を備え、様々な環境でのワークアウトに対応します。これはデバイスの長期的な保護に貢献し、故障のリスクを低減します。
- 小型化されたケース: Beats Fit Proよりも17%小型化され、携帯性が向上しました。
- バッテリー寿命: 合計30時間のバッテリー寿命を提供し、イヤホン単体では1回の充電で最大7時間の再生が可能です。5分間のFast Fuel充電で最大1時間の再生が可能です。
オーディオ性能
Powerbeats Fitは、独自のドライバーとH1チップを搭載したカスタムアコースティックプラットフォームを特徴とし、全オーディオスペクトルにわたってバランスの取れたサウンドを提供します。ダイナミックヘッドトラッキングによるパーソナライズされた空間オーディオに対応し、個人のイヤホンフィットに合わせてサウンドを調整するアダプティブEQも搭載されています。また、周囲の音を遮断したり取り込んだりできるアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードも含まれています。
Appleエコシステムとの連携とセキュリティ機能
H1チップは、iCloudを介した通常のApple接続機能を提供します。これには、デバイス間の自動切り替え、オーディオ共有、ハンズフリーの「Hey Siri」、そして「探す」機能のサポートが含まれます。この「探す」機能は、イヤホンを紛失した場合にその位置を特定できるため、デバイスのセキュリティと紛失防止に重要な役割を果たします。
Androidユーザー向け機能
Androidユーザーは、Beatsアプリを通じてワンタッチペアリング、カスタマイズ可能なコントロール、バッテリーステータス、Locate My Beats、フィットテストを利用できます。
通話品質と操作性
デュアルビームフォーミングマイクと外部ノイズを低減する内部プロセッサにより、通話時の音声品質が向上しています。Powerbeats Fitでは、Dolby Atmosによる空間オーディオでFaceTime通話を体験できます。また、デバイス上のコントロールにより、音楽再生の管理、音量調整、ANCと外部音取り込みモードなどのリスニングモードの切り替え、通話の処理、Siriの起動が容易に行えます。
価格と発売情報
Powerbeats Fitは、以前のBeats Fit Proと同じ199.99ドルで発売されます。カラーはジェットブラック、グラベルグレー、スパークオレンジ、パワーピンクの4色展開です。本日よりAppleのウェブサイトで注文可能で、10月2日木曜日から店頭に並びます。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/09/30/powerbeats-fit-debut/
