導入
任天堂は、最新の決算発表で「Switch 2」の販売予測を大幅に上方修正しました。発売以来、同コンソールは驚異的な人気を博しており、同社の収益を大きく押し上げています。この成功は、ゲーム業界における任天堂の強力な地位を改めて示すものです。
販売実績と予測の上方修正
任天堂は、2026年3月までにSwitch 2を1,900万台販売するとの新たな予測を発表しました。これは、以前の予測である1,500万台から25%以上の上方修正となります。発売以来、Switch 2はすでに1,036万台を売り上げており、直近の決算期間(4月1日から9月30日)だけでも454万台の販売を記録しました。
ソフトウェアの販売も好調で、Switch 2のゲームは発売以来2,062万本を売り上げています。ゲームの販売予測も、従来の4,500万本から4,800万本へと引き上げられました。
収益の急増
ハードウェアとソフトウェアの好調な販売に牽引され、任天堂の収益は大幅に増加しました。4月から9月までの期間で、収益は1兆995億円(約71億ドル)に達し、前年同期の5,232億円(約34億ドル)と比較して110%の急増となりました。任天堂はまた、年末までの売上予測を2兆2,500億円(約146億ドル)に引き上げ、米国の関税措置も考慮に入れていると述べています。
歴史的記録への挑戦
Switch 2は「史上最速で売れているゲームコンソール」としての地位を確立していますが、初代Switchも依然として売上を伸ばしています。初代Switchの累計販売台数は1億5,401万台に達し、任天堂の最も成功したコンソールであるDSの1億5,402万台に肉薄しています。DSを抜き去った後、SwitchはソニーのPlayStation 2が昨年樹立した1億6,000万台という史上最高の販売記録に挑戦することになります。
比較として、Wii Uの生涯販売台数はわずか1,370万台であり、Switch 2は発売から1年を待たずにこの数字を上回ることがほぼ確実視されています。
まとめ
任天堂のSwitch 2は、その驚異的な販売実績と上方修正された予測により、ゲーム市場で圧倒的な存在感を示しています。ハードウェアとソフトウェアの両面での成功は、同社の収益を大幅に押し上げ、歴史的な販売記録を塗り替える可能性を秘めています。今後の任天堂の動向に注目が集まります。
元記事: https://www.theverge.com/news/813025/nintendo-switch-2-sales-september-2025-earnings
