はじめに
Amazon Musicは、ユーザーの年間リスニング習慣をパーソナライズしてまとめる新機能「2025 Delivered」をローンチしました。これは、人気のSpotify Wrappedをはじめとする競合サービスに対抗するものです。
2025年12月2日火曜日(太平洋時間)に発表されたこの機能は、Amazon Musicユーザーに自身の音楽体験を振り返る機会を提供します。
「2025 Delivered」とは?
「2025 Delivered」は、ユーザーが年間を通して聴いた音楽のトレンドをまとめたものです。トップアーティスト、お気に入りの曲、よく聴くジャンルに加え、オーディオブックやポッドキャストの統計情報も提供されます。
特に注目すべきは、Alexa対応デバイスのユーザー向けに設計された機能です。ユーザーは、年間で最も頻繁にAlexaに再生をリクエストした曲のタイトルを確認できます。
主な機能と特徴
- パーソナライズされた年間サマリー: ユーザーのリスニング履歴に基づき、トップアーティスト、お気に入りの曲、ジャンルなどの詳細なデータを提供。
- Alexa連携機能: Alexa対応デバイスで最もリクエストされた曲を表示。
- 新しいバッジ:
- 「Trendsetter」(トレンドアルバムの早期採用者)
- 「Headliner」(特定のアーティストのリスナーの上位パーセンテージにランクインしたファン)
- シェア可能なアニメーションカード: 独自の「音楽フェスティバル」テーマでデザインされ、ソーシャルメディアで友人やフォロワーと簡単に共有できます。例えば、Katieというリスナーには「Katie Fest」が生成され、Bad Bunny、Charli XCX、Chappell Roanなどのアーティストがラインナップされます。
競合サービスとの比較
Amazon Musicの「2025 Delivered」は、YouTubeの「2025 Recaps」がローンチされた1週間後、そしてApple Musicが年間のまとめ機能を発表した同日に登場しました。また、DeezerもSpotify Wrappedのクローン機能を発表しており、年末の音楽リキャップ機能競争が激化しています。
提供地域と利用資格
この機能は、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本、メキシコ、ブラジル、インド、カナダ、オーストラリアのAmazon Musicアプリで利用可能です。利用資格を得るには、Amazon Musicでのリスニング履歴が数時間以上必要です。
