ロシア、Robloxへのアクセスを制限
ロシアの電気通信監視機関であるRoskomnadzorは、人気オンラインゲームプラットフォームRobloxへのアクセスをブロックしたことを発表しました。この措置は、RobloxがLGBT「プロパガンダ」や過激派資料の配布を停止しなかったことに起因しています。
ブロックの理由:過激派活動とLGBTプロパガンダ
Roskomnadzorは水曜日のプレス声明で、今回の制限について、「過激派およびテロ活動の宣伝と正当化、暴力的性格の違法行為の呼びかけ、そしてLGBTテーマの宣伝を含む資料の大量かつ繰り返しの配布が明らかになったため」と説明しました。
規制当局は、特に「いわゆるゲームの部屋やプラットフォームにおいて、ユーザーがテロ行為の実行者になったり、学校を襲撃したり、ギャンブルに参加したりできる」と指摘。こうした違法な行動が、米国およびロシアの子どもたちの間で「もはや偶然ではない」と強調しています。
以前からの警告とRobloxの普及状況
Roskomnadzorは11月にも同様の声明を発表しており、Robloxのモデレーションチームがプラットフォーム上の安全でない資料の配布をブロックできないことを繰り返し確認していると述べていました。Robloxはデスクトップおよびモバイルプラットフォームで利用可能であり、Android版はGoogle Playストアで10億回以上ダウンロードされ、iOS版もAppleのApp Storeで1600万件以上の評価を得るなど、世界中で非常に広く利用されています。
広がるインターネット規制:WhatsAppも対象に
この動きは、ロシアにおけるインターネット規制強化の一環として見られています。ロシアの通信社Interfaxは金曜日、Roskomnadzorが30億人以上のユーザーを持つメッセージングプラットフォームWhatsAppのブロックも計画していると報じました。
過去にもロシアは、テロ対策および過激主義対策法に違反したとして、1年前にViberを、数ヶ月前にはSignalをブロックしています。2023年3月には、政府機関および国営機関に対し、Discord、Microsoft Teams、Telegram、Threema、Viber、WhatsApp、WeChatを含む複数の外国製プライベートメッセージングプラットフォームの使用を禁止しました。また、2020年1月、2021年6月、2021年12月と3度にわたり、複数のVPNアプリケーションもロシア国内で禁止されています。
