ライフとデスを変革するスタートアップ:規制とタブーを乗り越えるイノベーション

厳しく規制される「生と死」の領域におけるスタートアップの挑戦

TechCrunchのポッドキャスト「Build Mode」が、「生と死」にまつわる革新的な事業を展開するスタートアップに焦点を当てたエピソードを公開しました。ホストのイザベル・ヨハネセン氏が、厳しく規制された業界で事業を構築することの難しさを探ります。

ゲストとして登場したのは、Enspectra Healthのガブリエル・サンチェス氏Earth Funeralのトム・ハリーズ氏です。彼らは「急いで行動し、破壊する」(move fast and break things)というシリコンバレーの格言が通用しないこれらの分野で、いかにイノベーションを推進しているかを語りました。

特に、FDAの承認プロセス、各州の異なる規制、そして文化的なタブーの克服は、これらのスタートアップにとって極めて大きな障壁となっています。

長期的な視点と資金調達戦略

ガブリエル・サンチェス氏は、Enspectra Healthの皮膚画像診断装置がFDAの承認を得るまでに約10年近い歳月を要した道のりを詳細に語りました。規制当局の承認を待つ間も事業を継続し、資金を計画的に運用することの重要性が強調されました。

一方、トム・ハリーズ氏は、火葬や埋葬に代わる選択肢として人間の堆肥化サービスを構築するEarth Funeralの取り組みを紹介しました。これは、死というデリケートなテーマに対する社会の意識を変える挑戦でもあります。

両氏は、多くの投資家が「タブーすぎる」と感じる可能性のある分野でベンチャーキャピタルを調達するための戦術的なアドバイスを提供しました。

「Build Mode」とイザベル・ヨハネセン氏について

「Build Mode」の新しいエピソードは毎週木曜日に公開されます。ポッドキャスト購読またはYouTubeでの視聴が可能です。

ホストであるイザベル・ヨハネセン氏は、TechCrunchのStartup Battlefield Programの責任者を務めています。彼女は99カ国以上の有望な初期段階のスタートアップを発掘し、Disruptステージでのピッチング準備を支援しています。

アントレプレナーシップと破壊的イノベーションの修士号を持ち、元プロの歌手という異色の経歴を持つヨハネセン氏は、創業者たちが混雑した市場で際立つための説得力のあるストーリーを構築する手助けをしています。


元記事: https://techcrunch.com/video/these-startups-are-building-innovations-that-make-life-and-death-better/