元パタゴニアCEOのローズ・マルカリーオ氏、Rivian取締役を辞任

速報:Rose Marcario氏、Rivian取締役会を離れる

2025年12月19日、大手EVメーカーRivianは、元パタゴニアCEOのRose Marcario氏が取締役会のメンバーを辞任すると発表しました。彼女の最終勤務日は1月1日で、辞任の理由は「他のコミットメントに集中するため」とされています。

背景:Rivianにとって重要な時期での退任

Marcario氏の辞任により、Rivianの取締役会は8名から7名に縮小されます。この退任は、Rivianが重要な一年を迎えようとしている時期に起こりました。同社は、より手頃な価格帯のR2 SUVを2026年前半に販売開始する予定で、これにより大幅な市場拡大を目指し、年間数十万台の生産を見込んでいます。R2 SUVは、ジョージア州の新工場で生産される計画です。

Rivianの今後の戦略と技術革新

Rivianは来年、自動運転機能の拡張にも注力しており、先週開催された「Autonomy & AI Day」イベントで詳細が発表されました。これらの取り組みは、同社がEV市場での競争力を高め、将来の成長を確実にするための重要な戦略となります。

Marcario氏とRivian Foundationの役割

Marcario氏は2021年1月からRivianの取締役を務めていました。彼女はパタゴニアのCEOを12年間務めた後、この役割に就任しました。RivianのCEOであるRJ Scaringe氏は以前、同社を「EV業界のパタゴニア」にしたいと述べており、Marcario氏の参加はRivianのブランドイメージ構築に大きく貢献しました。

Marcario氏はRivian取締役を辞任した後も、Rivian Foundationの理事長としての役割は継続します。同財団は、Rivianが2021年のIPO直前に設立され、会社の株式の1%を受け取り、「自然界をRivianの成功における利害関係者にする」ことを目標としています。財団は2024年に最初の1000万ドルの助成金を発表し、今年度はさらに260万ドルを授与しています。

Rivianからの感謝のコメント

Rivianの広報担当者は、「過去5年間のRivian取締役会での彼女の指導に感謝し、Rivian Foundationでの継続的なリーダーシップを期待しています」とコメントを発表しました。


元記事: https://techcrunch.com/2025/12/19/former-patagonia-ceo-rose-marcario-resigns-from-rivians-board/