概要:シスコ製スイッチにリブートループ問題
複数のCiscoスイッチモデルで、DNSクライアントのバグが原因で致命的なエラーが発生し、再起動を繰り返すリブートループに陥る問題が報告されています。BleepingComputerが確認した情報によると、この問題は**2026年1月8日午前2時頃**から顕在化し、影響を受けているデバイスが繰り返し再起動しています。
問題の詳細:DNSクライアントのファームウェアバグ
この問題は、スイッチの内部DNSクライアントサービスにおけるファームウェアのバグに起因していると考えられています。このバグにより、DNSルックアップの失敗が致命的なエラーとして扱われ、デバイスが強制的に再起動されます。再起動前にログに記録されるエラーメッセージは以下の通りです。
DNS_CLIENT - SRCADDRFAIL - Result is 2. Failed to identify address for specified name 'www.cisco.com.', requested addr type 2.***** FATAL ERROR ***** Reporting Task: DNSC. [debug data] ***** END OF FATAL ERROR *****
管理者からの報告によると、この致命的なエラーはDNSC(DNSクライアント)タスクに起因し、スイッチが「www.cisco.com」やNTPタイムサーバーの名前解決を試みた際に発生しています。このリブートサイクルは数分ごとに繰り返され、ネットワーク運用に**深刻な支障**をきたしています。
影響を受けるCiscoスイッチモデル
このバグは、広範囲のCiscoスイッチモデルに影響を及ぼしていると報告されています。
- Cisco CBS250シリーズ
- Cisco CBS350シリーズ(CBS350-24P-4Gを含む)
- Cisco Catalyst C1200シリーズ
- Cisco SG350
- Cisco SG350X
- Cisco SG550Xシリーズ
管理者の報告とCiscoの認識
BleepingComputerの取材、Redditでの議論、Ciscoコミュニティフォーラムへの投稿など、様々な情報源から多数の管理者が同様の障害を報告しています。複数のネットワークでほぼ同時刻に障害が発生し始めたことから、この問題は**グローバルにトリガーされた**か、時間ベースの条件に関連している可能性が示唆されています。BleepingComputerが把握している限り、Ciscoサポートは少なくとも1人の顧客に対し、この問題がCBS、SG、Catalyst 1200/1300スイッチに影響していることを認めています。
現時点での一時的な回避策
現在のところ、管理者はリブートループを停止させるための一時的な回避策をいくつか発見しています。
- DNS解決の無効化
- SNTP(簡易ネットワークタイムプロトコル)または時刻同期の無効化
- スイッチ管理インターフェースからのアウトバウンドインターネットアクセスをブロック
多くのユーザーは、DNSサーバーが到達可能で正常に機能している場合でも、DNS設定を無効にすることでリブートループが停止したと報告しています。
今後の展望
Ciscoは現時点で、この問題の根本原因を公式には公表していません。BleepingComputerはCiscoにコメントを求めており、さらなる情報が入り次第、記事を更新する予定です。
