Microsoft Lensの提供終了と移行先
Microsoftは、iOSおよびAndroid向けのスキャナーアプリ「Microsoft Lens」(旧称Office Lens)の提供終了プロセスを開始しました。このアプリは、2026年2月9日にアプリストアから削除され、2026年3月9日にはスキャン機能自体が停止される予定です。
Microsoft Lensは、印刷されたテキストや手書きのメモをスキャンし、PDF、Word、PowerPoint、Excelドキュメントに変換できる便利なツールとして広く利用されてきました。Google Playストアでは5000万ダウンロードを記録し、平均4.9/5の高い評価を得ていました。
Microsoftは、ユーザーに対しOneDriveのドキュメントスキャン機能への移行を推奨しています。OneDriveでのスキャンは、アプリの「+」ボタンをタップし、「写真をスキャン」を選択することで利用できます。ただし、OneDriveでスキャンされたドキュメントは、ローカルではなくOneDriveに直接保存される点に注意が必要です。
既存スキャンデータへのアクセスとその他のサービス終了
Microsoftは、Lensアプリがデバイスに残っている限り、ユーザーが以前にスキャンしたデータに「MyScans」セクションからアクセスできるとしています。しかし、この機能はMicrosoftによるサポートの対象外となります。過去のスキャンにアクセスするには、最後にアクティブだったMicrosoft Lensアカウントにサインインしている必要があります。
近年、Microsoftは複数のサービスや機能の提供終了を発表しており、今回のLensアプリの終了もその一環です。他の主なサービス終了発表には以下のものがあります。
- 2025年5月には、Microsoft Authenticatorアプリのパスワード自動入力機能が2025年7月に廃止されることを発表。
- デスクトップパブリッシングアプリ「Microsoft Publisher」は、2026年10月以降にMicrosoft 365から削除され、サポートが終了する予定です。
これらの動きは、Microsoftが製品ポートフォリオを合理化し、戦略的な焦点の再配置を進めていることを示唆しています。
