デンマークApp Storeで不買運動アプリが急増
2026年1月21日、デンマークのApp Storeで、米国製品の不買運動を支援するモバイルアプリが急速に人気を集めています。これは、ドナルド・トランプ前大統領によるグリーンランド領有化の脅威を受けて、欧州の消費者の間で米国製品に対する反発が高まっていることを背景にしています。特に「NonUSA」と「Made O’Meter」の2つのアプリがダウンロード数で上位に躍り出ました。
「NonUSA」アプリの驚異的な台頭
消費者向けアプリ「NonUSA」は、その機能性から特に注目を集めています。1月9日には441位だったこのアプリは、火曜日には6位に急上昇し、水曜日にはついにApp Storeの総合ダウンロードランキングで1位を獲得しました。このアプリは、ユーザーが製品のバーコードをスキャンするだけで、その製品の原産国情報を表示し、さらにデンマーク製の代替品を提案する機能を提供しています。NonUSAの主な市場はデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランドであり、米国製品の不買運動において「北欧の連携」が形成されていることが伺えます。
「Made O’Meter」との相乗効果
もう一つの主要な不買運動アプリ「Made O’Meter」も、App Storeで5位にランクインするなど、同様の成功を収めています。Appfiguresのデータによると、NonUSA(iOS版)、Made O’Meter(iOS版)、Made O’Meter(Google Play版)の合計で、過去7日間の平均ダウンロード数が前週比で867%(約9.7倍)増加しました。デンマークのApp Storeは、米国などの大規模市場と比較して市場規模が小さく、1日数千件のダウンロードでもトップランキング入りが可能であるため、この急激な上昇は特に際立っています。デンマークのiOS App Storeの1日の総ダウンロード数は、全アプリを合わせても約20万件と報告されています。
市場の動向と他の人気アプリ
現在、デンマークのApp Storeのトップ10には、地元の旅行アプリ「Rejsekort」のほか、米国企業が提供する「Shop」、「ChatGPT」、「Microsoft Authenticator」などのアプリも引き続きランクインしています。今回の不買運動アプリの急上昇は、政治的感情が消費者の行動に直接的な影響を与え、デジタルプロダクトの人気を左右する可能性を示唆する、ITニュースとして非常に興味深い現象と言えるでしょう。
