Todoist、AIでToDoリスト作成を大幅効率化
人気のToDoリストアプリTodoistを運営するDoist社が、AIを搭載した新しい音声タスク入力機能「Todoist Ramble」を発表しました。この機能により、ユーザーは自然な言葉で話しかけるだけで、簡単にタスクをToDoリストに追加できるようになります。
移動中や手が離せない状況でも、スマートフォンを取り出し、Rambleアイコンをタップして話しかけるだけで、タスクの記録が可能です。入力の手間を省き、思考の流れを中断することなくアイデアをタスクに変換できる点が最大の魅力です。
Todoist Rambleの強力な機能
Todoist Rambleは、ユーザーの「あいまいで回りくどい」話し方からでも、以下の詳細情報を自動的に認識し、整理されたタスクとして取り込みます。
- タスク内容: 自然言語での表現を正確に理解しタスクを生成。
- 期日: 「木曜日までに」といった指示を自動で解析し、期日を設定。
- 優先度: 発言内容からタスクの重要度を判断し、優先度を付与。
- 所要時間: タスクにかかる時間を見積もり、所要時間として記録。
- 担当者: 複数人でのプロジェクトにおいて、発言内容から担当者を割り当て。
また、リアルタイムでの編集機能も備えており、「やっぱり木曜日にして」といった音声指示にも即座に対応し、タスク情報を更新することができます。これにより、より直感的で柔軟なタスク管理が実現します。
Googleの最先端AI技術と堅牢なセキュリティ
Todoist Rambleは、GoogleのVertex AIを介して提供されるGemini 2.5 Flash Liveモデルを基盤とする大規模言語モデル(LLMs)上で構築されています。この最先端のAI技術が、リアルタイムでの音声認識とタスク詳細の正確な識別を可能にしています。
セキュリティ面も重視されており、ユーザーの音声データは保管されたり、AIトレーニングに使用されたりすることはありません。Doist社はSOC2 Type II認証を取得しており、高いレベルのデータ保護とプライバシーを保証しています。
広がるAIタスク管理の潮流
同様のAI機能は、すでにさまざまなハードウェアデバイスにも搭載され始めており、AIを活用したタスク管理が市場の新たな潮流となっています。例えば、Amazonのウェアラブルデバイス「Bee」や、Plaudの会議記録デバイス、Sandbarの「Stream ring」やPebbleの「Index 01 ring」といったAI搭載スマートリングなどが挙げられます。これらのデバイスは、音声をメモやリマインダー、ToDoに変換することで、生産性向上に貢献しています。
Todoist Rambleの登場は、ソフトウェアとハードウェアの両面でAIを活用したタスク管理が、今後さらに普及していくことを示唆しています。
ベータテストで効果を実証:生産性向上とアップグレード促進
正式リリースに先立ち、RambleはTodoist Experimentalユーザー約15万人を対象にベータテストを実施しました。その結果、わずか3週間で約76,000人のテスターがデスクトップおよびモバイルで約29万回のRambleセッションを完了し、その有効性が確認されました。
特に注目すべきは、タスク作成の成功率が昨年10月の約40%から12月には約62%に向上した点です。さらに、Rambleは有料プランへのアップグレードを促進し、エントリーレベルプランの新規ユーザーは、Rambleを使用しない場合と比較して約5倍の速さでアップグレードしているとDoist社は報告しています。
本日より提供開始、多言語対応と柔軟なアクセス
Todoist Rambleは、本日よりiOS、Android、デスクトップ、ウェブの全ユーザー向けに提供が開始されます。38の言語に対応しており、世界中のユーザーがこの革新的な機能を享受できます。
利用プランについては、初心者向けプランのユーザーは月間のセッション数に制限がある一方、ProおよびBusinessの有料プランでは無制限に利用可能です。また、iOSのホーム画面やロック画面ショートカット、Androidのアプリショートカット、ウィジェット、クイック設定タイルなど、さまざまな方法でRambleに簡単にアクセスできるよう設計されており、日常のタスク管理にシームレスに組み込むことができます。
