はじめに
カシオが「NAMM」イベントで、レトロゲームにインスパイアされた新型サンプラー「SX-C1」のプロトタイプを公開しました。これは、往年の携帯ゲーム機「ゲームボーイ」と著名なサンプラー「SP-404」を融合させたようなデザインが特徴です。現時点では、発売時期や価格に関する詳細は未定とのことです。
デザインと操作性
「SX-C1」は、ゲームコントローラーを思わせる方向パッドと4つのボタンを搭載し、中央には1.3インチのOLEDスクリーンが配置されています。本体下部には、ピクセル化された数字が印字された16個のラバーパッドがあり、サンプルのトリガーに使用されます。このユニークな外観は、音楽制作ツールとしての機能性と、レトロゲーム機のような遊び心を兼ね備えています。
主要機能とスペック(プロトタイプ時点)
発表されたプロトタイプ版の主な機能と仕様は以下の通りです。
- ボイス数:16ボイスポリフォニー
- サンプリング品質:16-bit / 48kHz
- サンプル容量:10バンク、合計160サンプルスロット
- 内蔵ストレージ:64GB
- プリロードサンプル:クラシックなカシオ製楽器からのサンプルを収録予定
- エフェクト:FX1とFX2の2つのエフェクトスロットを搭載。デモではビットクラッシャーやディレイが確認されています。
- シーケンサー:グリッドスタイルのステップシーケンサー(「TR-707」を彷彿とさせる)
- サンプル編集:Roland SP-404MKIIのように波形が表示される精密なサンプル編集機能
- 入出力:内蔵マイクとスピーカー、1/8インチのライン入出力、ヘッドホンジャック
- 接続性:2つのUSB-Cポート(電源供給およびオーディオ入出力に対応)により、PCからのサンプリングも可能
- 電源:単三電池での駆動に対応し、高いポータビリティを実現
サンプラー市場への再参入
カシオはかつて「FZ-1」や「SK-1」といった名機をリリースし、サンプラー市場で存在感を示していましたが、以降は長らく新製品の投入がありませんでした。今回の「SX-C1」の発表は、カシオが再びサンプラー市場へ本格的に回帰する意欲を示すものとして、多くの音楽愛好家から注目を集めています。
今後の展望
現時点では「SX-C1」の具体的な発売日、価格、そして北米市場での展開については未だ不明です。カシオからのさらなる詳細情報が待たれます。
元記事: https://www.theverge.com/news/866709/casio-sx-c1-retro-gaming-inspired-sampler-at-namm
