Google Gemini、インドの難関大学入試対策をAIで強力支援 – 2027年までに7500万人の学生を目標に

Google Gemini、インドの大学入試対策に参入

Googleは、AIを活用した学習支援を拡大するため、インドで最も競争率が高い全国統一工学入試(JEE:Joint Entrance Exam)向けの本格的な模擬試験機能をGeminiに導入しました。JEEは毎年数百万人の学生が受験し、インド国内のトップ技術系大学への入学資格を決定する重要な試験です。

Geminiによる革新的な学習機能

Gemini内では、JEEの本格的な模擬試験を受けることができます。これらの問題は、インドの著名な教育企業であるPhysicsWallahとCareers360から提供される検証済みのコンテンツに基づいています。模擬試験の完了後、Geminiは即座にフィードバックを提供し、受験者の強みと改善が必要な領域を特定します。また、正答の解説に加え、個々の成績に基づいたカスタマイズされた学習計画を生成する機能も備えています。Googleは、Geminiを単なる解答のショートカットではなく、体系的な試験準備のための強力なツールとして位置付けています。

教育分野におけるGoogle AIの幅広い展開

JEE Main対策ツールは、Geminiだけでなく、AIモードのGoogle検索や、授業ノートから学習ガイドや対話型クイズを作成できるCanvasツールにも展開される予定です。インドの学生は既に、高度な物理学から幅広いSTEM科目まで、様々な科目の学習にGeminiを活用しています。また、NotebookLMは学習資料をクイズ、フラッシュカード、音声・動画要約に変換するのに役立っています。GoogleのAIツールは、複数のインド現地語に対応しており、アクセシビリティも考慮されています。

インドの教育者支援と国家戦略

Googleは、インドの教育者への支援も強化しています。政府機関と連携し、教師やサポートスタッフがAIを行政業務や授業設計に活用するための全国規模のプログラムを計画しています。さらに、技術技能開発・起業省およびチャウダリー・チャラン・シン大学と提携し、「AI対応州立大学」を構築するためのパイロットプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、職業教育および高等教育におけるAI活用の国家フレームワーク構築を目指し、教育、学生支援、行政運営を網羅するものです。

Google.orgによる大規模投資

Googleの慈善事業部門であるGoogle.orgは、Wadhwani AIに対し、8億5000万ルピー(約1000万ドル)の助成金を拠出しました。この助成金は、政府運営の教育プラットフォーム(国のオンライン学習ポータルや州の教育プラットフォームなど)へのAI統合を支援することを目的としています。これにより、システムの適応性を高め、教育者の事務負担を軽減することが期待されます。プログラムは幼稚園から高等教育までを対象とし、複数のインド現地語に対応した音声ベースの読書支援や、AIを活用した英語学習コーチなどのツールを含んでいます。

将来の展望

GoogleのAI教育ツールは、これまでに約1000万人の学習者と教育者にリーチしています。同社は、2027年末までに、7500万人の学生、180万人の教育者、100万人の初期キャリア専門家への規模拡大を目指しています。


元記事: https://techcrunch.com/2026/01/28/google-turns-gemini-toward-indias-most-competitive-entrance-exam/