Bluesky、初の透明性レポートで透明性を強化
分散型ソーシャルネットワークのBlueskyは今週、初の透明性レポートを公開しました。このレポートでは、同社のトラスト&セーフティチームによる活動や、年齢確認順守、影響力操作の監視、自動ラベル付けなどの取り組みの結果が詳細に報告されています。XやThreadsのライバルとして成長を続けるBlueskyは、ユーザー数の増加に伴い、ユーザーからの報告や法執行機関からの要求が大幅に増加している現状を明らかにしました。
急成長を遂げるユーザーベースと投稿数
2025年、Blueskyはユーザー数を約60%増加させ、2,590万人から4,120万人に達しました。これには、Bluesky自身のインフラストラクチャでホストされているアカウントと、AT Protocolに基づく分散型ソーシャルネットワークの一部として独自のインフラストラクチャを運用しているアカウントの両方が含まれます。また、昨年プラットフォーム上で行われた投稿は14.1億件に上り、これはBlueskyにおけるこれまでの総投稿数の61%を占めます。メディアを含む投稿も2.35億件と、過去の全メディア投稿の62%に相当する量が2025年に集中しました。
モデレーション報告の増加とその内訳
Blueskyは、2024年から2025年にかけてユーザーからのモデレーション報告が54%増加し、648万件から997万件になったと報告しています。この増加は、同期間のユーザー成長率57%とほぼ一致しているとのことです。全ユーザーの約3%にあたる124万人が2025年に報告を提出しており、その主なカテゴリは以下の通りです。
- 誤解を招く情報(スパムを含む): 全体の43.73%を占め、そのうち249万件がスパムに関するものでした。
- ハラスメント: 19.93%を占め、ヘイトスピーチに関する報告が約55,400件、ターゲット型ハラスメントが約42,520件でした。
- 性的コンテンツ: 13.54%を占め、ほとんどが成人向けコンテンツの不適切なラベル付けに関するものでしたが、非合意の親密な画像(約7,520件)やディープフェイク(2,000件以上)に関する報告も含まれていました。
また、暴力に関する報告は合計24,670件で、その内訳は脅迫や扇動(約10,170件)、暴力の美化(6,630件)、過激派コンテンツ(3,230件)などでした。ユーザー報告に加え、Blueskyの自動システムも254万件の潜在的な違反を検出しています。
法的要求の急増とプラットフォームの対応
2025年には、法執行機関、政府規制当局、法律代表者からの法的要求が2024年の238件から約5倍に増加し、1,470件に達しました。これに対し、Blueskyはモデレーションと執行を強化していることを示しています。昨年、Blueskyはアカウントとコンテンツを合わせて244万件の項目を削除しました。また、2025年には3,192件の一時停止と、BAN回避を目的とした14,659件の永久削除が実施されました。永久停止の多くは、偽装行為、スパムネットワーク、なりすましに関与するアカウントが対象でした。
同社は、ユーザーの追放よりもコンテンツへのラベル付けを優先する姿勢を示しており、昨年はコンテンツに対して1,649万件のラベルを適用し、前年比200%増を記録しました。これにより、特に成人向けコンテンツや示唆的なコンテンツ、ヌードコンテンツのラベル付けが進みました。また、反社会的な行動の報告を減少させるためのシステム導入後、サイト上での反社会的な行動の日次報告が79%減少したと報告されています。さらに、影響力行使活動に関与する3,619アカウント(その多くがロシアからのものと推定)を削除したことも明らかにされました。
全体として、Blueskyの初の透明性レポートは、急速な成長とそれに伴う課題に直面しながらも、プラットフォームの安全性と健全性を維持するための同社の努力と取り組みを示しています。
