「第2世代AirTag」が忘れ物常習犯の救世主に? 進化した機能で日常のストレスを軽減

散らかりがちな日常の強力な味方「第2世代AirTag」

忘れ物が多く、大切な物をどこに置いたか頻繁に探してしまう人にとって、AppleのAirTagはまさに生活必需品です。筆者は、その「第2世代AirTag」がリリースされ、その性能向上によって、このシンプルながらも非常に便利なデバイスに対する自身の高い評価を一層深めました。特に、筆者のように注意欠陥・多動性障害(ADHD)を抱える人々や、好奇心旺盛なペットによって物が隠されがちな家庭では、AirTagはApple製品の中でも最も役立つガジェットの一つと言えるでしょう。

主な進化点:範囲拡大、音量アップ、Apple Watch連携

今回のアップデートは、既存の優れた機能をさらに磨き上げることに焦点が当てられています。主な強化点は以下の通りです。

  • 超広帯域およびBluetoothチップのアップグレード: これにより、通信範囲が約1.5倍に拡大されました。接続性が向上し、より早く対象物を検知できます。
  • 50%音量アップした新しいチャイム: 再設計されたスピーカーにより、チャイムの音量が50%大きくなり、より高いピッチで鳴るようになりました。ソファの隙間やクッションの下など、音がこもりやすい場所でも探しやすくなっています。
  • Apple Watchでの正確な場所の特定(Precision Finding)対応: Apple Watch Series 9またはUltra 2以降を所有しているユーザーは、手元にあるApple Watchから直接、紛失したAirTagの正確な場所を特定できるようになりました。これにより、iPhoneを探す手間が省けます。

実生活での効果:筆者の体験から見るAirTagの価値

筆者は、夫婦で合わせて7つのAirTagを所有し、鍵、テレビのリモコン、財布、車のグローブボックス、さらには高価なダウンジャケットに装着しています。特に、4階建てのタウンハウスで生活している筆者にとって、階をまたいでの探索は常に課題でした。旧世代のAirTagでは、2階以上離れると「遠い」と表示されるか、接続すらできないことがありましたが、第2世代ではこの点が大きく改善されています。

テストでは、家の一階にAirTagを置き、四階まで上がっても迅速な接続と正確な位置特定が可能であり、驚くべきことにチャイムもはっきりと聞こえました。これは、単に水平方向の範囲が広がっただけでなく、垂直方向の探索能力も大幅に向上したことを意味します。また、Apple WatchからのPrecision Findingは、iPhoneを身につけていないことが多い筆者にとって、まさに待望の機能であり、紛失物探しの手間を大きく削減しました。

変わらない課題と賢いアップグレード戦略

しかし、第2世代AirTagにもいくつかの課題は残っています。本体の形状やサイズ、デザインは変わっておらず、財布に入れるには依然として不便さを感じることがあります。また、旧世代と同様に傷つきやすく、ペットによってバッテリーが外れてしまうリスクも解決されていません。望まない追跡アラートの問題も依然として存在し、Appleはチャイムの音量アップが抑止力になると示唆していますが、悪意のある利用を完全に防ぐことは難しいでしょう。

筆者は、既存のAirTagがまだ十分に機能しているにも関わらず、これらの改善点に魅力を感じており、全てのAirTagをアップグレードしたい衝動に駆られています。しかし、無駄な電子廃棄物を避けるため、より賢いアップグレード戦略を提案しています。それは、最も頻繁に失くす4つのアイテムに絞って4パックを購入し、古いAirTagは使用頻度の低いものに再利用するというものです。

結論:派手さはないが、生活を一変させるアップデート

第2世代AirTagは、外観上の大きな変化はありませんが、その内部的な改善は、日々の生活におけるストレスを大幅に軽減する可能性を秘めています。特に、忘れ物が多い人や、物の管理に課題を抱えている人にとっては、第2世代AirTagは非常に意味のある、生活の質を高めるアップデートであると言えるでしょう。


元記事: https://www.theverge.com/tech/875314/airtags-second-gen-review-item-tracker