音楽アプリ「Musicboard」が苦境に直面:ユーザーはデータ保護を求め救済活動を展開

はじめに:Musicboardの苦境

音楽の発見と推薦を目的としたアプリ「Musicboard」が、ユーザーの間で深刻な困難に直面していると報じられています。ここ数ヶ月間、ユーザーからはアプリの停止、ウェブサイトのオフライン化、そしてAndroid版アプリがGoogle Playストアから姿を消したといった問題が報告されており、その状況が懸念されています。

これまでに約46.2万回ダウンロードされたという熱心なユーザーベースは、運営側からの明確なコミュニケーションがないことに強い不安を抱いています。Redditでは、ユーザーたちが代替アプリを推薦し合ったり、情報交換を行ったりしており、運営からの何らかの発表を待っている状況です。通常、アプリがサービスを終了する際には、活発なユーザーベースに対して何らかの告知が行われるものですが、Musicboardのユーザーは、せめて自分のデータをエクスポートできるよう、情報提供を求めて報道機関にまで連絡を取っています。

Musicboard運営側の声明とその背景

こうした状況を受け、一部のユーザーは非公式の「Help Save Musicboard(Musicboardを救え)」イニシアティブを立ち上げ、注目を集めています。TechCrunchがMusicboardに接触したところ、短い声明が提供されました。Musicboardチームのメールアドレスから送られたこの声明は、以下のように述べています。

  • 「アプリはシャットダウンしていません。」
  • 「サーバーは一時的なダウンタイムに見舞われましたが、現在では迅速に修正されています。」
  • 「Google Playチームと協力し、アプリをストアに戻す作業を進めています。」
  • 「ユーザーに対する敬意あるタイムラインと公式なコミュニケーションなしにアプリが閉鎖されることはありません。」
  • 「アプリは引き続き稼働します。」

しかし、この声明は、数ヶ月にわたる長期的な問題については言及せず、「一時的なダウンタイム」として片付けた形になりました。また、TechCrunchからの追加の質問には回答がありませんでした。

創業者たちの別の事業展開

Musicboardの創業者であるヨハネス・ベルマンドワ氏とエリック・ハイマー氏は、他のプロジェクトにも関与していることが明らかになっています。彼らの開発したAIアプリ「Frank AI」は、Freedom Holdings, Inc.による買収が予定されていましたが、2024年9月に買収意向書が解除されるという事態に陥りました。Frank AIをApp Storeで公開しているDreamsands, Inc.は、AIセラピストアプリ「Helm」も運営しています。

ユーザーによる「Musicboard救済」活動の継続

「Help Save Musicboard」イニシアティブを主導するユーザーのLavarini氏は、TechCrunchへのメールで、アプリを救うためのユーザーの努力は今後も続くと語っています。このイニシアティブは、「インディーズアプリMusicboardとそのコミュニティの長期的な持続可能性に関する意識向上と議論を支援する」ことを目的としているとのことです。


元記事: https://techcrunch.com/2026/02/09/so-whats-going-on-with-musicboard/