マイクロソフト:複数Officeアプリ同時実行でCopilotに問題発生

概要

マイクロソフトは、複数のOfficeアプリケーションを同時に実行するとCopilotに問題が発生するバグについて調査を進めています。この問題は、Microsoft 365の顧客に影響を与えており、特にCopilotの機能が正常に動作しないという報告が多数寄せられています。

問題の詳細

このバグは、Excel、Word、PowerPoint、OneNote、Publisher、AccessなどのOfficeアプリケーションを同じシステム上で複数起動した際に発生します。具体的には、あるOfficeアプリケーション(例:Excel)が既にWebView2インスタンスを起動している状態で、別のアプリケーション(例:Word)が2つ目のインスタンスを起動しようとすると問題が引き起こされます。

マイクロソフトによると、この問題はCopilotだけでなく、ShareやRoom FinderといったWebView2に依存するOffice機能にも影響を及ぼします。最も顕著な症状は、複数のOfficeアプリケーションが同時に開かれている場合にCopilotペインが起動しないことです。ただし、最初に起動したアプリケーションを閉じると、2番目のアプリケーションのCopilotペインは問題なく開くことが確認されています。

マイクロソフトの対応

Officeチームは現在、この問題の解決に向けて取り組んでおり、追加の詳細や修正プログラムが利用可能になり次第、情報を共有する予定です。

その他の最近の修正

マイクロソフトは、Copilotの問題以外にも、最近いくつかの重要なバグに対処しています。これには、クラシックOutlookメールクライアントが起動時にクラッシュする問題や、Windows 24H2アップデート後にクラシックOutlookでメールとカレンダーのドラッグ&ドロップ機能が破損する問題などが含まれます。また、クラシックOutlookでメッセージ入力中にCPUスパイクが発生する既知の問題や、新規メッセージ作成時や暗号化されたメールを開く際のクラッシュ、Defender for EndpointがBIOSファームウェアを誤って古いとタグ付けする誤検知問題なども解決されています。


元記事: https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-running-multiple-office-apps-causes-copilot-issues/