月面への関心が高まる中、2社が月面「収穫機」計画を発表
月面への関心が最近高まっています。特に、地球の冷たい月面に焦点を当てた活動が増えています。SpaceXの創業者であるイーロン・マスクは、短期的には火星から月面活動に転換すると発表しました。また、NASAも月面基地の建設を重視する姿勢を示しています。これにより、世界で最も成功した宇宙企業と最大の宇宙機関が月面への野心を高め、今後数年間で月面へのミッションの頻度が増える可能性が高まっています。
アストロラブとインタールーンがパートナーシップを発表
この好環境の中で、アストロラブとインタールーンの2社がパートナーシップを発表しました。アストロラブはNASAの科学活動用のローバーの建設を請け負っており、また、インタールーンのようなヘリウム-3採掘会社向けの輸送サービスも提供しています。
FLIPとFLEXローバーの開発
インタールーンとアストロラブは、既に共同作業を行っています。インタールーンは、アストロラブが開発中の小型ローバーFLIPに多光束カメラを搭載することを発表しました。このカメラは、月面のヘリウム-3の量と濃度を推定するために使用されます。
FLIPローバーは、ゴーカート程度のサイズで、今年後半にアストロロボティクスのグリフィン着陸船で月面に到着予定です。このミッションは、アストロラブが小型月面ローバーのソフトウェアとその他の機能をテストする機会であり、インタールーンが月面のヘリウム-3の濃度を確認するためのデータを取得する機会でもあります。
アストロラブはまた、FLEXローバーの開発も進めています。これは、ミニバン程度の大きさで、約3立方メートルのペイロードを搭載することができます。このローバーは、月面を横断する科学機器の運搬や、2人の宇宙飛行士の遠距離ローバー、または大規模な機器の移動など、多様な活動を可能にします。
ヘリウム-3の採掘と精製
インタールーンは、産業機器メーカーのバーミアと協力して、月面からヘリウム-3を採掘し、精製する装置を開発しています。ヘリウム-3は地球では自然に存在せず、核兵器試験や核反応炉、放射性崩壊からしか得られません。最も近い将来の用途は、クライオジェンティックス(低温技術)で、インタールーンは既に数千リットルの販売契約を獲得しています。
月面「収穫機」のテスト
アストロラブとインタールーンは、テキサスA&M大学宇宙研究所でモバイル収穫機のプロトタイプテストを計画しています。この研究所は、NASAジョンソン宇宙センターに建設中で、宇宙活動の商業化を促進するための施設です。
