AppleのAIプレイリスト生成機能、音楽理解に苦労

概要

Apple Musicが提供する新しいAIプレイリスト生成機能「Playlist Playground」は、テキストプロンプトに基づいてプレイリストを作成します。しかし、このベータ版の機能は音楽ジャンルや時間軸を理解できず、期待に反する結果を生み出しています。

問題点

テキストプロンプトに対する応答:

  • 「アトモスフィアのインストゥルメンタルブラックメタル」をリクエストしたところ、3曲のメタルソングとフィールドレコーディング、電子音楽トラック、そしてジャズが含まれるプレイリストが生成されました。
  • 「現代的なアンビアントブラックメタルからアメリカ南部のもの」というプロンプトに対しては、3曲しか見つけることができませんでした。そのうち1曲はサウスダコタ州のバンドによるものです。
  • 「子供向けモダンヒップホップ」をリクエストしたところ、「DNA」や「We’re Unified」といった古い曲がプレイリストに含まれ、現代的な音楽とは言えませんでした。

詳細な問題点

ジャンルの理解:

  • プロンプトに対する応答は、期待する音楽ジャンルを正確に把握できていません。例えば、「インダストリアル影響を受けたダンスパンク」に対しては、古い産業音楽が含まれる一方で、リクエストされた特定のバンドはプレイリストにはありませんでした。

時間軸の理解:

  • 「子供向けモダンヒップホップ」プロンプトに対して生成されたプレイリストでは、16曲中6曲が15年以上前のもので、3曲は25年以上前の音楽でした。

地理的知識:

  • 「アメリカ南部の現代的なアンビアントブラックメタル」プロンプトに対して生成されたプレイリストでは、サウスダコタ州のバンドが含まれていました。しかし、これは南とは言えません。

結論

評価:

  • Playlist Playgroundはベータ版であり、問題点があることは予想されます。しかし、現在の状態では公開ベータすら難しいでしょう。
  • AIが音楽ジャンルや時間軸を理解する能力に課題があり、期待に応えるには改善が必要です。

元記事: https://www.theverge.com/report/902005/apple-ai-playlist-playground-bad-at-music