Apple「Clips」アプリの提供終了
Appleは、動画編集アプリ「Clips」の提供を実質的に終了しました。このアプリは、動画クリップ、画像、写真を音声ベースのタイトル、音楽、フィルター、グラフィックと組み合わせて、ソーシャルメディアで共有可能な強化された動画を作成するために設計されていました。
「Clips」はApp Storeから削除され、Appleのサポートドキュメントによると、アプリは更新されなくなり、昨日(2025年10月10日)をもって新規ユーザー向けのダウンロード提供も終了しました。既存のユーザーは引き続きアプリを使用でき、Appleアカウントを通じて再ダウンロードも可能ですが、新規ユーザーは現在、アプリを入手できません。
Appleのサポートドキュメントでは、Clipsで作成した動画や個々のクリップを写真ライブラリや他の場所に保存する方法も説明されています。「Clips」は2017年にリリースされ、初期にはMemojiやAnimojiのサポート、没入型AR空間を生成するLiDARスキャナーのサポート、様々なフィルターやグラフィックオプションなどの機能が追加されましたが、ここ数年はバグ修正以外の大きな更新はありませんでした。
その他の注目すべきApple関連ニュース
- AirPodsファームウェアアップデート: 10月7日、AppleはAirPods Pro 3、AirPods Pro 2、およびAirPods 4向けに新しいファームウェア(ビルド番号8A358)をリリースしました。
- TAG Heuerスマートウォッチが「Made for iPhone」に: 10月8日、TAG HeuerはGoogleのWear OSから離れ、「Made for iPhone」認証を取得したConnected Calibre E5スマートウォッチを発表しました。
- MagSafeスタンドの変更: 10月8日、AppleはiPhone 17シリーズのディスプレイモデルに発生していた傷の報告を受け、店舗のMagSafe充電スタンドに保護用のシリコンリングを静かに追加しました。
- 新製品発表の噂: 10月10日、来週からプレスリリースを通じて新製品が発表されるという情報が浮上しました。
- M5チップ搭載Macの登場時期: 2025年から2026年にかけて、次世代のM5チップを搭載したMacの登場が予想されています。
- iOS 26.1ベータ2の新機能: 10月6日にリリースされたiOS 26.1ベータ2では、アラームやiPadのマルチタスク機能に有用な変更が加えられています。
今後のApple製品の動向
「Clips」アプリの提供終了は、Appleが製品ポートフォリオを再評価し、より戦略的なリソース配分を行っている可能性を示唆しています。一方で、M5チップを搭載したMacの登場や、iPad mini 8、そして来週にも発表される可能性のある新製品など、Appleは引き続き革新的な製品開発に注力していることが伺えます。特に、iOS 26.1ベータ版のリリースやMagSafeスタンドの改善など、既存製品のユーザーエクスペリエンス向上にも力を入れているようです。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/11/apples-clips-app-discontinued/