Apple、初代AirPods ProおよびiPhone 12/12 Proのサウンド問題サービスプログラムを終了

はじめに

Appleは、初代AirPods ProおよびiPhone 12とiPhone 12 Proを対象とした2つのサービスプログラムを正式に終了しました。これにより、これらのデバイスの特定のサウンド問題に対する無償修理サポートが終了となります。

両プログラムとも、デバイスの購入日から3年間の保証期間が設けられていましたが、大半の対象ユニットはすでにこの期間を過ぎています。

初代AirPods Proサービスプログラムの詳細

このプログラムは、初代AirPods Proで発生する以下のサウンド問題に対応していました。

  • パチパチ音や静的ノイズの発生
  • アクティブノイズキャンセリング機能が正常に動作しない問題

対象となるのは、2020年10月以前に製造されたユニットでした。問題がAppleまたはApple正規サービスプロバイダによるテストで確認された場合、影響を受けたイヤホン(左右いずれか、または両方)が無償で交換されていました。

このプログラムは2020年10月に開始され、当初2年間の保証でしたが、2021年10月に3年間に延長されていました。

iPhone 12および12 Proサービスプログラムの詳細

iPhone 12およびiPhone 12 Proを対象としたこのプログラムは、レシーバーモジュールの欠陥により、通話中に音が出なくなる問題に対応していました。

対象となるのは、2020年10月から2021年4月の間に製造されたユニットでした。なお、iPhone 12 miniおよびiPhone 12 Pro Maxはこのプログラムには含まれていませんでした。

このプログラムは2021年8月に開始され、当初2年間の保証でしたが、2022年8月に3年間に延長されていました。

ユーザーへの影響と今後の対応

これらのサービスプログラムの終了により、初代AirPods ProおよびiPhone 12/12 Proのユーザーで、上記の問題を抱えている場合、今後は無償での修理や交換を受けることができなくなります。すでに多くのデバイスが保証期間外となっているため、影響は限定的と見られますが、まだ問題に直面しているユーザーは、有償での修理を検討する必要があります。

Appleは、製品の品質維持と顧客満足度向上に努めていますが、サービスプログラムには期限があることを改めて示唆する形となりました。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/11/apple-ends-service-programs-airpods-pro-iphone-12/