Kohlerが「Dekoda」を発表:トイレで健康状態をモニタリング
米国の家庭用品メーカーKohlerは、トイレに設置するカメラデバイス「Dekoda」を発表しました。このデバイスは、排泄物の画像を分析することで、ユーザーの腸の健康状態や水分補給レベルを把握し、潜在的な血液の検出も可能にするとしています。
価格は599ドルで、充電式バッテリー、USB接続、そしてユーザーを識別するための指紋センサーを搭載しています。
価格とサブスクリプション、そして発売時期
「Dekoda」は現在予約注文を受け付けており、出荷は2025年10月21日に開始される予定です。
ハードウェア購入費用に加え、月額70ドルから156ドルのサブスクリプション料金が必要となります。
プライバシーとセキュリティへの配慮
トイレ内にカメラを設置することに対するプライバシーの懸念に対し、Kohlerは「Dekodaのセンサーはトイレの中だけを捉え、それ以外の場所は一切見ません」と説明しています。
また、収集されたデータはエンドツーエンド暗号化によって保護されると強調しており、ユーザーのプライバシー保護に努めている姿勢を示しています。
高まる「スマートトイレ」市場の動向
Kohlerは、排泄物分析カメラ市場に参入する唯一の企業ではありません。TechCrunchは以前、スタートアップ企業Throneが提供する同様のトイレカメラについても報じており、この分野における競争が激化していることを示唆しています。
健康モニタリング技術が日常生活のあらゆる側面に浸透する中、スマートトイレは新たなフロンティアとして注目を集めています。
元記事: https://techcrunch.com/2025/10/19/kohler-unveils-a-camera-for-your-toilet/