DJI Osmo Pocket 3が関税後初のセールで大幅割引
DJIの高性能カメラ「Osmo Pocket 3」が、関税導入後初めての大幅な割引セールを実施しています。通常価格799.99ドルから、Amazonでは575ドル、B&Hでは585ドルなど、200ドル以上の割引が適用されています。このセールは、今年に入って2度も値上げされた同製品にとって、待望の価格調整となります。
価格高騰の背景と「Creator Combo」のお得な情報
Osmo Pocket 3は、その優れた手ブレ補正機能と高画質で人気を集めていますが、トランプ政権時代の関税導入以降、価格が上昇していました。今回のセール価格は、関税前の水準には及ばないものの、過去数ヶ月で最もお得な購入機会を提供しています。
特に注目すべきは、「Creator Combo」も240ドル割引で提供されている点です。このコンボには、以下のアクセサリーが含まれており、コンテンツクリエイターにとって非常に価値のあるパッケージとなっています。
- ミニ三脚
- USB-Cパススルー付き三脚ハンドル(充電しながら使用可能)
- 広角レンズ
- 全てを収納できるキャリングバッグ
- カメラとレンズを保護するハードシェルキャリングスリーブ
代替品「Xtra Muse」とDJIの米国市場戦略
DJIのワイヤレスマイクを必要としないユーザー向けには、「Xtra Muse」が500ドルで提供されています。これはOsmo Pocket 3とほぼ同等の性能を持つクローン製品と見られており、DJI製品の米国市場への「潜入」を可能にするものとして注目されています。
記事では、DJIがデュアルカメラ搭載の「Osmo Pocket 4」を開発中である可能性に触れつつも、米国市場への投入は不透明であると指摘しています。実際に、DJIは「Osmo Mobile 8」を中国で発売したものの、グローバル展開は見送っており、米国でのDJI製品の禁止が現実味を帯びている状況が背景にあると分析されています。
今回のセールは、DJI製品の購入を検討しているユーザーにとって魅力的な機会であると同時に、同社の米国市場における厳しい状況を浮き彫りにしています。
元記事: https://www.theverge.com/tech/806400/dji-osmo-pocket-3-creator-combo-deal-sale-price-after-tariffs
