Apple、App Storeのデベロッパー向けに3つの主要アップデートを発表

App Store審査プロセスの柔軟性向上

Appleは、App Storeの審査プロセスにおいて、デベロッパー向けに新たな機能と柔軟性の拡大を発表しました。これにより、既存の申請が審査中であっても、追加の項目を提出することが可能になります。特に、重大なバグに対処するためのアップデートは、他のアプリバージョンが審査中であっても提出できるようになります。

  • 既存のアプリバージョンが審査中でも、別途アプリ内イベントを提出可能。
  • 審査中のカスタムプロダクトページがある場合でも、致命的なバグ修正のためのアプリバージョンを提出可能。
  • 実績、リーダーボード、チャレンジなどのGame Center機能も別途提出可能。

詳細については、Appleのアプリ提出手順ページで確認できます。

カスタムプロダクトページの倍増と検索性向上

デベロッパーがアプリのコンテンツや機能をアピールするために作成できるカスタムプロダクトページの数が、最大70ページに倍増されます。これにより、より多様なプロモーションが可能になります。さらに、各カスタムプロダクトページにキーワードを割り当てることができ、App Storeでの発見可能性が向上します。

すべてのアプリ内課金タイプへのオファーコード拡大

Appleは、オファーコードの適用範囲をすべてのアプリ内課金タイプに拡大します。これにより、消費型、非消費型、非自動更新型サブスクリプションに加え、自動更新型サブスクリプションでもオファーコードが利用できるようになります。また、プロモーション期間終了後に自動更新されない自動更新型サブスクリプション向けのオファーコードも追加されました。

オファーコードは、デベロッパーが期間限定で無料または割引価格のアプリ内課金コンテンツを提供できる機能です。この変更に伴い、プロモーションコードはオファーコードに置き換えられ、2026年3月26日以降はApp Store Connectでアプリ内課金用のプロモーションコードを作成できなくなります。ただし、無料アプリダウンロード用のプロモーションコードは引き続き利用可能であり、既存のプロモーションコードも有効期限までは機能します。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/29/apple-developer-app-store-updates/