Nvidia、ソフトウェア開発AI企業Poolsideに巨額投資の報道
半導体大手Nvidiaが、ソフトウェア開発向けAIモデルを手がけるPoolsideに対し、最大10億ドル(約1500億円)の投資を検討しているとBloombergが報じました。これは、Poolsideが現在進めている総額20億ドル規模の資金調達ラウンドの一環であり、同社の評価額は120億ドルに達すると見られています。
投資の詳細と背景
Bloombergの報道によると、Nvidiaはまず5億ドルを投資し、残りの資金調達が成功すれば、投資額は最大10億ドルに引き上げられる可能性があります。Nvidiaは以前にも、2024年10月のPoolsideのシリーズBラウンドで5億ドルを投資しており、今回の動きは同社への継続的なコミットメントを示しています。
Poolsideは、AIを活用したソフトウェア開発モデルを構築しており、この分野へのNvidiaの巨額投資は、AIがソフトウェアの設計、コーディング、テスト、そしてセキュリティに与える影響の大きさを浮き彫りにします。AIによるコード生成や脆弱性検出の進化は、ソフトウェア開発の風景を大きく変える可能性を秘めています。
NvidiaのAI分野への積極的な投資戦略
NvidiaはAIスタートアップへの投資を活発化させており、Poolsideへの投資もその一環です。同社は最近、英国の自動運転企業Wayveに5億ドルを投資する意向を示し、先月にはIntelに50億ドルの株式を取得し、将来的なチップ協力計画を発表するなど、そのポートフォリオを多様なセクターに広げています。
これらの投資は、NvidiaがAI技術を様々な産業に深く根付かせようとしている戦略を示しており、特にAIが生成するコードの品質とセキュリティ、そしてAIがサイバーセキュリティの脅威検出や防御にどのように貢献できるかという点において、今後の動向が注目されます。
元記事: https://techcrunch.com/2025/10/30/nvidia-is-reportedly-investing-up-to-1-billion-in-poolside/
