Apple、iPadOS 26.1をリリース:Slide Overの復活と子供向けセキュリティ強化

iPadOS 26.1がリリース:主要な新機能と改善点

Appleは本日、9月にリリースされたiPadOS 26オペレーティングシステムの最初のメジャーアップデートであるiPadOS 26.1をリリースしました。このアップデートは、iPadOS 26のリリースから6週間後に提供され、対象となるiPadデバイスで利用可能です。

マルチタスク機能の進化:Slide Overの再導入

iPadOS 26.1の最も注目すべき変更点の一つは、Slide Over機能の再導入です。iPadOS 26のマルチタスク機能の刷新に伴い一度削除されたこの機能が、ユーザーからの要望に応える形で復活しました。Slide Overは、ウィンドウベースのマルチタスク機能と連携して動作し、複数のアプリウィンドウを開きながら、Slide Overアプリに素早くアクセスできるようになります。iPadOS 26.1では一度に1つのSlide Overアプリのみがサポートされ、緑色のウィンドウサイズ変更ボタンをタップして「Enter Slide Over」を選択することで利用できます。

セキュリティとプライバシーの強化:子供向け保護機能

今回のアップデートでは、セキュリティとプライバシーの面でも重要な強化が図られています。特に注目すべきは、13歳から17歳までの既存の子供向けアカウントに対し、コミュニケーションの安全性およびウェブコンテンツフィルターがデフォルトで有効になった点です(年齢は国や地域によって異なります)。これにより、不適切なウェブサイトへのアクセス制限や、子供たちのオンラインでの安全を確保するための保護機能が強化されます。

その他の注目すべき変更点

iPadOS 26.1には、iOS 26.1に含まれる新機能のほとんども含まれています。主な機能は以下の通りです。

  • Liquid Glass設定:デフォルトのクリアな外観と、アプリやロック画面の通知における素材の不透明度を高める新しい色付きの外観を選択可能。
  • Apple Music MiniPlayer:次のトラックまたは前のトラックに移動するためのスワイプジェスチャー。
  • Apple Music AutoMix:AirPlay経由でのサポート。
  • 新しいカメラ設定:ロック画面からカメラを開くスワイプジェスチャーのオン/オフを切り替えるオプション。
  • FaceTimeオーディオ品質の向上:低帯域幅の条件下での改善。
  • Apple Vision Proアプリ:iPadで利用可能になり、新しいコンテンツ、空間体験、デバイス情報への迅速なアクセスを提供。
  • ローカルキャプチャ:外部USBマイクでの録音時にゲインコントロールが利用可能になり、ローカルキャプチャファイルの保存場所を選択するオプションが追加。

セキュリティアップデートに関する情報

Appleは、ソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツに関する詳細情報を以下のページで提供しています。ユーザーは、最新のセキュリティ修正について確認することができます。

https://support.apple.com/100100

一部の機能は、すべての地域またはすべてのiPadモデルで利用できない場合があります。また、ソフトウェアアップデートはパフォーマンスやバッテリー寿命に影響を与える可能性があります。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/03/apple-releases-ipados-26-1/