Peloton、83万3千台のフィットネスバイクをリコール
フィットネス機器メーカーのPelotonは、シートポストの破損報告を受け、約83万3千台のオリジナルBike+マシンをリコールすると発表しました。米消費者製品安全委員会(CPSC)によると、この問題に関連する苦情が3件寄せられ、うち2件でユーザーが負傷しています。対象となるBike+ユニットは、2020年1月から2025年4月の間に販売されたものです。CPSCは、対象製品の直ちに使用中止を呼びかけています。
安全性への懸念と企業の対応
Pelotonのグローバルハードウェアオペレーションおよび製品安全担当SVPであるマルシオ・オリベイラ氏は、「製品の完全性と会員の皆様の健康が最優先事項です」とコメントしました。同社は、影響を受けたすべてのBike+ユーザーに対し、再設計されたシートポストの交換品を提供するとしています。ユーザーには、できるだけ早くPelotonに連絡し、交換品を受け取るよう促しています。
相次ぐリコールとPelotonの課題
Pelotonがリコールを発表するのは今回が初めてではありません。2023年には、安全上の懸念から約220万台のフィットネスバイクをリコールしています。今回のリコールは、昨年CEO交代や数百人の従業員解雇を経験したPelotonにとって、新たな打撃となります。同社は、パンデミック後の売上減少からの回復を目指しており、最新の決算報告が予定されている中で、この問題に直面しています。
元記事: https://techcrunch.com/2025/11/06/peloton-recalls-833000-bikes-after-reports-of-injuries/
