Apple、iPhone、iPad、Macなどの下取り価格を調整

Apple、主要製品の下取り価格を更新

Appleは本日、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchといった主要製品の下取り価格を更新しました。今回の調整により、ほとんどのデバイスで最大下取り価格が引き下げられるか、据え置きとなりましたが、iPad Airのみがわずかな上昇を見せています。

特に注目すべきは、12インチMacBookの下取りが完全に終了した点です。これは、該当モデルのユーザーにとって、買い替え時の選択肢に大きな影響を与える可能性があります。

iPhoneの下取り価格の動向

iPhoneシリーズでは、多くのモデルで下取り価格が下方修正されました。例えば、最新のiPhone 16 Pro Maxは最大700ドルから670ドルに、iPhone 15 Pro Maxは最大630ドルから470ドルへと、大幅な引き下げが見られます。これは、新しいiPhoneへの買い替えを検討しているユーザーにとって、実質的な負担増となるでしょう。

  • iPhone 16 Pro Max: 最大$700 → $670
  • iPhone 15 Pro Max: 最大$630 → $470
  • iPhone 14 Pro Max: 最大$455 → $370
  • iPhone 13 Pro Max: 最大$370 → $300

古いモデルにおいても同様の傾向が見られ、iPhone 12シリーズやiPhone 11シリーズも軒並み下取り価格が減少しています。

iPad、Mac、Apple Watchの価格調整

iPadでは、iPad Airが最大400ドルから415ドルへと唯一の価格上昇を記録しました。一方で、iPad Proは据え置き、iPadおよびiPad miniは下落しています。

Mac製品では、前述の12インチMacBookの下取り終了が大きな変更点です。また、Mac Studioは最大1,140ドルから1,030ドルに、iMac Proは最大385ドルから240ドルにそれぞれ下落しましたが、iMacは最大295ドルから375ドルに、Mac miniは最大260ドルから380ドルに上昇するなど、モデルによって異なる動きを見せています。

Apple Watchシリーズも、Apple Watch Series 10が最大175ドルから160ドルに、Apple Watch Series 9が最大130ドルから125ドルに下落するなど、全体的に下取り価格が減少しています。Apple Watch Ultra 2は据え置きとなりました。

消費者への影響と今後の展望

今回のApple製品の下取り価格調整は、特に高額なiPhoneやMacの買い替えを検討している消費者にとって、実質的な購入コストの増加を意味します。下取り価格の減少は、最新モデルへのアップグレードサイクルに影響を与える可能性があります。

Appleは、自社製品のエコシステムを維持しつつ、市場の需要と供給、そして製品の陳腐化のペースに合わせて価格戦略を調整していると考えられます。消費者は、新しいデバイスへの買い替えを計画する際に、これらの最新の下取り価格を考慮に入れる必要があるでしょう。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/06/new-apple-trade-in-values/