概要
サイバーセキュリティ企業Deepwatchは、AIを活用した検出・対応プラットフォームを提供していますが、AIへの投資加速を理由に数十名の従業員を解雇しました。DeepwatchのCEOであるジョン・ディルロ氏はTechCrunchに対し、「AIと自動化への大規模な投資を加速させるため、組織を再編している」とメールで説明しました。
解雇の詳細
TechCrunchの取材に応じた現従業員(匿名希望)によると、今回のレイオフは全従業員約250名のうち、60名から80名に影響したとされています。LinkedInの投稿でも、80名が解雇されたという情報が共有されています。この従業員は、DeepwatchがAIとエージェントAIに注力しているという説明について、「でたらめに聞こえる」と懐疑的な見方を示しています。
サイバーセキュリティ業界におけるレイオフの動向
Deepwatchは、今年レイオフを実施した唯一のサイバーセキュリティ企業ではありません。今年5月には、サイバーセキュリティ大手Crowdstrikeが約500名の従業員(全従業員の5%)を解雇しました。これは、同社が過去最高の営業キャッシュフロー13.8億ドル、フリーキャッシュフロー10.7億ドルを記録した年にもかかわらず行われました。その他にも、Deep Instinct、Otorio、ActiveFence、SkyBox Security、Sophosといったサイバーセキュリティ企業が今年、人員削減を行っています。
