はじめに
昨日、複数の未発表Apple製品に関する機密情報が大量に流出しました。ロシアのYouTubeチャンネルからの動画と、Appleの機密保持要求にもかかわらず公開された米連邦通信委員会(FCC)の文書がその情報源です。これにより、M5チップを搭載したiPad Pro、アップデートされたMacBook Pro、そしてApple Vision Proの次期モデルの詳細が明らかになりました。
iPad Pro:M5チップで性能向上
ロシアのYouTubeチャンネル「Wylsacom」と「Romancev768」が公開した動画により、M5チップを搭載した新型iPad Proのアンボックス映像が流出しました。これらのチャンネルは過去にも正確なリーク情報を提供しており、今回の情報も信憑性が高いと見られています。
- M5チップ:Geekbench 6のベンチマーク結果によると、9コアのM5チップは、現行のM4チップと比較してマルチコアCPU性能が最大12%高速化、MetalスコアではGPU性能が最大36%向上しています。
- RAM:256GBストレージモデルでは12GBのRAMを搭載し、現行のM4搭載モデルの8GBから増加しています。
- デザイン:外観上の大きな変更はないものの、デバイス背面から「iPad Pro」の刻印が削除されるようです。
- カメラ:2つのフロントカメラを搭載し、ポートレートとランドスケープの両方向でのビデオ通話が容易になるという噂も、今回のリークで示唆されています。
MacBook Pro:FCC文書からA3434モデルが判明
Appleの機密保持要求に反して公開されたFCC文書からは、モデル識別子A3434の未発表MacBook Proに関する規制ラベルが明らかになりました。これは、2025年後半から2026年初頭に発売が噂されているM5、M5 Pro、M5 Maxチップを搭載した14インチおよび16インチのMacBook Proモデルである可能性が高いです。
- チップ:M5、M5 Pro、M5 Maxチップへの高速化が主な変更点と予想されます。
- Wi-Fi:Wi-Fi 7のサポートに関する言及はなく、Wi-Fi 6Eに留まる可能性が高いです。
- 将来の変更:2026年後半から2027年初頭には、OLEDディスプレイ、タッチスクリーン、薄型デザイン、M6チップ、そしてセルラー接続機能など、より大きな変更が計画されていると噂されています。
Apple Vision Pro:M5チップへのアップグレード
FCC文書は、モデル識別子A3416のアップデートされたApple Vision Proヘッドセットの存在も明らかにしました。
- チップ:現行モデルのM2チップからM5チップへのアップグレードが主要な変更点です。
- Wi-Fi:Wi-Fi 6のサポートが継続され、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7への対応は見送られるようです。
- その他の変更:より快適なヘッドストラップのオプションや、シルバーに加えてスペースブラックの仕上げが追加される可能性があります。
まとめ
今回の大規模な情報流出は、Appleが複数の新製品を開発中であることを改めて示すものとなりました。特に、FCCがAppleの機密保持要求を無視して文書を公開したことは、企業にとっての情報セキュリティの課題を浮き彫りにしています。これらの製品は、早ければ今年の10月にも発表される可能性がありますが、公式発表までその全貌は明らかになりません。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/01/every-apple-product-leaked-yesterday/
