Microsoft Officeのアイコンが刷新:より曲線的でカラフルなデザインへ

新しいOfficeアイコンの登場

Microsoftは本日、Officeアプリケーションの新しいアイコンを正式に発表しました。これらのアイコンは、今年初めにリークされたものですが、よりモダンでカラフル、そして遊び心のあるデザインが特徴です。Microsoftの「Fluent」イラストレーションとの整合性を図り、微妙な変更が加えられています。

今回の刷新では、主要なOfficeアプリ10種類すべてのアイコンが対象となり、特にCopilotアイコンのデザインにインスパイアされています。これは、2018年の大規模な変更以来となる主要なアップデートであり、より接続されたデザインシステムとMicrosoft 365におけるCopilotの影響を象徴するものとされています。

デザイン哲学とFluentへの統合

Microsoft 365のデザインおよび研究担当コーポレートバイスプレジデントであるジョン・フリードマン氏は、新しいデザインについて「接続性、一貫性、シームレスなコラボレーション、流動的な移行」という言葉で説明しています。彼は、新しいアイコンが「流動性と遊び心を感じさせると同時に、よりシンプルで直感的、そして高いアクセシビリティを備えている」と述べています。

Googleの新しいロゴと同様に、MicrosoftもOfficeアイコンにグラデーションカラーを採用しています。フリードマン氏によると、「かつては微妙だったグラデーションが、今ではより豊かで鮮やかになり、コントラストとアクセシビリティを向上させる誇張された類似の移行を特徴としている」とのことです。

視覚的特徴とアクセシビリティの向上

新しいアイコンは、全体的に簡素化されています。例えば、Wordアイコンは以前の4本の横棒から3本になり、小さなサイズでの視認性が向上しています。フリードマン氏は、「大胆で静的な堅牢さから離れ、より柔らかく流動的なフォルムを採用した」と説明しています。鋭いエッジや鮮明な線は、滑らかな折り目や曲線に置き換えられ、アイコンに「遊び心のある動きと親しみやすさ」を与えています。

これらのデザイン変更は、単なる美的なアップデートに留まらず、視認性とアクセシビリティの向上にも貢献しています。明確で一貫性のあるアイコンは、ユーザーが正規のアプリケーションを迅速に識別するのに役立ち、潜在的な混乱を減らすことで、間接的にユーザーエクスペリエンスの信頼性を高める可能性があります。

今後の展開

新しいアイコンは、今後数週間のうちに、Web、デスクトップ、モバイルの各プラットフォームで、Microsoft 365の消費者および法人ユーザー向けに順次展開される予定です。


元記事: https://www.theverge.com/news/789533/microsoft-office-new-icons-design