Apple、折りたたみiPhoneに大容量バッテリー搭載か – セキュリティ機能にも注目

Apple初の折りたたみiPhone、大容量バッテリー搭載の可能性

MacRumorsの報道によると、Appleが来年発売を予定している初の折りたたみiPhoneには、過去最大のバッテリーが搭載される可能性が浮上しています。リーカー情報源「yeux1122」が韓国語のNaverブログで伝えたところによると、Appleは現在5,400〜5,800mAhのバッテリーをテストしており、これは現行のiPhone 17 Pro Max(5,088mAh)を上回る容量です。

デバイスの設計に関しては、折りたたみ時に7.8インチのメインディスプレイ、展開時には5.5インチのカバーディスプレイが採用されるという複数の情報源による共通見解があります。セキュリティ面では、Face IDの代わりにサイドボタン統合型のTouch IDが採用される見込みです。これは、折りたたみデバイスの内部スペースの制約やコストが主な理由と推測されます。また、物理的なSIMカードスロットは搭載されず、eSIMに完全移行する可能性も指摘されており、これによりデバイスの物理的なセキュリティプロファイルにも影響が出るかもしれません。

その他の注目すべきApple製品アップデート

Appleは折りたたみiPhone以外にも、様々な製品でアップデートを計画しています。iOS 26.2ベータ3では、AirDropの機能強化などが行われ、ユーザー間のファイル共有の利便性が向上しています。また、AirPods Pro 2、AirPods Pro 3、AirPods 4向けの新しいファームウェアがリリースされました。ファームウェアアップデートは、新機能の追加だけでなく、セキュリティ脆弱性の修正やパフォーマンスの向上が目的である場合が多く、常に最新の状態を保つことが推奨されます。

iPhoneの運転免許証機能がイリノイ州で提供開始されるなど、デジタルIDの普及も進んでいます。これにより、ユーザーはiPhoneのWalletアプリで身分証明を提示できるようになりますが、デジタルデータのプライバシー保護とセキュリティ対策がこれまで以上に重要になります。AppleのAirTagについても、2025年秋に予想されるアップデートで改ざん防止機能が強化される可能性が報じられており、トラッキングデバイスの悪用に対する懸念への対応が期待されます。

今後の見通しとセキュリティへの示唆

Appleは、新製品の開発と既存製品の改良を続ける中で、バッテリー寿命や利便性の向上に加え、ユーザーのプライバシーとセキュリティにも引き続き注力していることが伺えます。新しいフォームファクターやデジタル機能の導入は、新たなセキュリティ上の課題をもたらす可能性もありますが、ファームウェアの継続的なアップデートや新機能へのセキュリティ対策の組み込みは、同社のセキュリティへのコミットメントを示すものです。ユーザーとしては、提供されるアップデートを速やかに適用し、デジタルIDなどの新機能利用においては、そのセキュリティ機能を理解し適切に活用することが求められます。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/18/apple-foldable-biggest-iphone-battery/