ティム・クックCEO退任報道、Mac Proの行方、iOS 26.2新機能などApple関連ニュースを総まとめ

ティム・クックCEO、2026年にも退任か

Financial Timesの報道によると、Appleはティム・クックCEOの退任準備を進めており、早ければ来年にも引退する可能性があるとされています。Appleの取締役会と上級幹部は、クック氏が経営権をジョン・ターナス(ハードウェアエンジニアリング担当上級副社長)に引き渡す準備を最近強化したとのことです。クック氏はAppleの会長職に移行するとみられていますが、CEO退任後の影響力については不透明な部分も残ります。先週にはジェフ・ウィリアムズ前COOが正式に退任しており、幹部層の動きが活発化しています。

Mac Pro、開発の優先度が低下か

Bloombergのマーク・ガーマン氏のレポートによると、AppleのハイエンドデスクトップコンピューターであるMac Proは現在「二の次」となっており、社内では「ほぼ見限られている」という見方が広がっています。Appleは高機能なM5 Ultraチップの開発を進めているものの、現在のところ同チップを搭載した新しいMac Studioにのみ注力しているため、Mac Proは2026年には大幅なアップデートが行われない可能性が高いとガーマン氏は見ています。

iOS 26.2ベータ3で多数の新機能が判明

AppleはiOS 26.2および関連アップデートの開発を継続しており、12月中旬には一般公開される見込みです。今週公開されたiOS 26.2の3番目の開発者ベータ版では、以下のような多くの変更点と改善が確認されました。

  • 新しいAirDrop機能
  • サードパーティ製アプリが高血圧通知にアクセスできる新しいAPI
  • 日本ユーザー向けにSiriの代わりに代替音声アシスタントをサイドボタンで起動する機能
  • iPadのマルチタスク機能として、復活したSlide Over機能へのドラッグ&ドロップ機能追加

iPhone 17シリーズ、Wi-Fi速度が最大40%向上

新しい調査により、iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Airは、Apple独自設計のN1チップを搭載することで、iPhone 16シリーズと比較してWi-Fi速度が大幅に高速化されていることが明らかになりました。Speedtestを運営するOoklaの調査では、N1チップは「大幅なアップグレード」であり、平均ダウンロードおよびアップロード速度が最大40%高速化していると報告されています。N1チップはWi-Fiパフォーマンスの「底上げ」を行い、特に厳しいWi-Fi環境下でより安定した性能を発揮するとされています。

その他の注目ニュース

ホリデーシーズンを前に、Apple製品のブラックフライデーセールが各小売店で開始されています。また、Appleと日本のファッションブランドISSEY MIYAKEとのコラボレーションによる限定版iPhoneアクセサリー「iPhone Pocket」は発売後わずか数時間で完売しました。その他、Appleはアクセシビリティ40周年を記念して、LAを拠点とするベイリー・ヒカワとデザインした新しい限定版iPhoneアクセサリー「Hikawa Phone Grip and Stand」の販売も開始しています。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/22/top-stories-tim-cook-2026-exit/