Apple創業時の契約書が再び競売へ、最高400万ドルと予想

Apple創業文書が再び競売に登場:最高400万ドルの価値か

2025年11月26日(水) — Apple Computer Companyの設立を記したオリジナルのパートナーシップ契約書が、クリスティーズで再び競売にかけられることになりました。この歴史的な3枚の文書は、1976年4月1日にスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、そしてロン・ウェインの間で結ばれた契約を証するもので、200万ドルから400万ドルの価値が見込まれています。

Apple Computer Company設立の経緯と重要性

この契約書は、Appleの初期における株主構成を明確にしていました。設立当初、ジョブズとウォズニアックがそれぞれ45%の株式を保有し、ウェインは10%を所有していました。しかし、ウェインは会社設立からわずか12日後にパートナーシップを解消し、当初800ドル、後に1,500ドルの追加支払いを受け取りました。彼が後に語ったところによると、このベンチャーが「ジェットコースターのような道のりになる」ことを予見し、そのハイリスクな道のりは自分には向かないと判断したためでした。

もしウェイン氏がこの10%の株式を保持し続けていたとしたら、現在のAppleの時価総額4兆ドルに基づくと、その価値は驚くべき4,090億ドルに達していたことになります。もちろん、これは株式分割や新たな株式発行など、数十年にわたる構造変化を考慮しないあくまで遊び心のある比較に過ぎません。

ロン・ウェイン氏の「幻の10%」と過去の競売記録

今回のクリスティーズでの競売では、創業契約書とウェイン氏の撤退合意書が単一のロットとして、2026年1月23日に提供されます。興味深いことに、ウェイン氏自身は1990年代初頭にこの物理的な契約書のコピーを500ドルで売却しています。また、これらのApple創業文書は、ウェイン氏の撤退合意書を含め、2011年12月にサザビーズで最後に競売にかけられ、ある個人コレクターに約160万ドルで落札されていました。

その他の注目Appleニュース

Apple関連では、他にもいくつかの注目すべきニュースが報じられています。

  • iOS 27の新機能:ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、iOS 27では品質向上と新たなAI機能が主要なアップグレードとなる見込みです。
  • iOS 26.2のリリース:「Liquid Glass」スライダーやApple Musicのオフライン歌詞など、複数の新機能を搭載したiOS 26.2は12月に全ユーザー向けにリリースされる予定です。
  • 折りたたみ式iPhone:2026年秋にiPhone 18 Proモデルとともに登場が期待されている折りたたみ式iPhoneは、業界初の24メガピクセル画面下カメラを含む3つの画期的な機能を搭載すると報じられています。
  • ブラックフライデーセール:Apple製品のブラックフライデーセールが開始されており、AirPods、iPad、アクセサリなどが大幅割引の対象となっています。Apple自身も11月28日から12月1日まで、ギフトカードを提供するイベントを開催します。

元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/26/apples-founding-papers-auction-4-million/