Cloudflare大規模障害発生、広範囲でウェブサイトが停止
2025年12月5日、主要なウェブインフラプロバイダーであるCloudflareで大規模な障害が発生し、世界中の数多くのウェブサイトが「500 Internal Server Error」を表示し、アクセス不能となりました。Cloudflareは、この障害について報告を受け、現在調査中であることを確認しています。
「500 Internal Server Error」は通常、ユーザー側のデバイスやインターネット接続ではなく、サーバー側で問題が発生したことを示します。今回の場合、多くのウェブサイトがCloudflareのサービスを利用しているため、同社のシステム障害が広範囲に影響を及ぼした形です。
Cloudflareが問題を確認し、復旧作業を開始
Cloudflareはステータスページを更新し、同社のダッシュボードおよび関連APIに問題が発生していることを明らかにしました。「ダッシュボード/Cloudflare APIを利用している顧客は、リクエストの失敗やエラーが表示されるなどの影響を受けています」と同社は説明しました。
その後、Cloudflareは修正プログラムを適用したと発表しており、影響を受けたウェブサイトは順次オンラインに戻り始めていると報告されています。本件は現在も進行中の状況です。
DownDetectorにも影響、事態の深刻さを示す
今回のCloudflareの障害は、ウェブサイトの障害状況を追跡するサービスであるDownDetectorにも影響を与え、同サービス自体も停止するという異例の事態となりました。これは、Cloudflareのインフラがインターネットの広範な部分にいかに深く組み込まれているかを浮き彫りにしています。