最新のR1SおよびR1Tに導入される新機能
電気自動車メーカーのRivianは、今月末に予定されている2025.46ソフトウェアアップデートにより、第2世代のR1SおよびR1TモデルにiPhoneのApple Wallet向けカーキー機能を追加することを発表しました。この新機能により、iPhoneやApple Watchを使用して車両のロック解除、ロック、エンジンの始動をリモートで行えるようになります。従来のRivianアプリを使用する必要はありません。
革新的な操作性とセキュリティ機能
このカーキー機能は、ユーザーに複数の便利な機能を提供します。
- Express Mode対応: iPhoneをポケットに入れたままでも車両に近づくだけでロック解除が可能となり、Face IDによる認証は不要です。
- Ultra Wideband技術採用: 最新バージョンでは、Ultra Wideband技術を活用した受動的なエントリーが実現され、iPhoneをNFCリーダーに近づける必要がなくなります。
- Power Reserve機能: iPhoneのバッテリーが切れた場合でも、デバイスがシャットダウンしてから最大5時間までカーキー機能を使用できます。
- キー共有: AirDropやメッセージアプリ、WhatsAppなどを通じて、最大8人の家族や友人とカーキーを共有できます。
ただし、このApple Walletカーキー機能は、2024年モデルまでに製造された第1世代のR1SおよびR1T車両には対応しない点に注意が必要です。
CarPlayへの対応は引き続き見送り、独自のエンターテイメントを提供
RivianはApple Walletカーキー機能の導入を決定しましたが、CarPlayへの対応には依然として反対の姿勢を崩していません。その代わりに、Connect+サブスクリプション(月額14.99ドルまたは年額149.99ドル)を通じて、車両に内蔵されたApple Musicアプリを提供しています。この戦略は、Rivianが独自の車載体験の提供に注力していることを示しています。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/12/08/rivian-apple-wallet-car-keys-later-this-month/
