Windows 11ストアにNinite風の複数アプリインストーラー機能が登場
Microsoftは、Windows 11のWeb版Microsoft Storeにおいて、複数のアプリケーションを一度にインストールできる新機能を導入しました。これにより、ユーザーは個々のアプリをダウンロードする手間を省き、効率的にPCのセットアップを行うことが可能になります。この機能は、サードパーティ製の人気アプリ管理ツール「Ninite」と同様の体験を提供します。
新機能の概要
これまで、Windows 11のストアでは、各アプリの製品ページにアクセスして個別にインストールを開始する必要がありました。これは新しいPCをセットアップする際に特に非効率的でした。今回の複数アプリインストール機能の導入により、Web版ストアで必要なアプリを選択し、それらをまとめてダウンロード・インストールするパッケージを作成できるようになります。
複数アプリインストールの仕組み
この機能を利用するには、Web版Microsoft Storeにアクセスし、インストールしたいアプリを選択した後、「選択したアプリをインストール」をクリックします。すると、選択されたアプリをバックグラウンドでインストールする実行ファイルがダウンロードされます。ただし、ストアサーバーへの負荷を避けるため、一度にダウンロードできるアプリは最大16個に制限されています。
BleepingComputerのテストでは、この機能はWindows 11のストアアプリ内ではなく、Web版ストアでのみ動作することが確認されています。また、現時点では、厳選された64種類のアプリの中からのみ選択可能であり、全てのMicrosoft Storeアプリに対応しているわけではありません。
現在の制限と今後の展望
この複数アプリインストール機能はまだ初期段階にあり、一般公開に向けて準備が進められているようです。BleepingComputerはMicrosoftに対し、この機能が将来的にMicrosoft Store内の全てのアプリに拡大される予定があるかについて問い合わせています。この機能が完全に展開されれば、Windows 11ユーザーのアプリ管理体験は大幅に向上するでしょう。
