macOS Tahoe 26.2ベータ版が開発者向けに公開、SiriとGoogle Geminiの統合が明らかに

macOS Tahoe 26.2ベータ版、開発者向けにリリース

Appleは本日、次期macOS Tahoe 26.2の最初のベータ版を開発者向けに公開しました。これは、macOS Tahoe 26.1のリリースからわずか数日後のことです。開発者は、「システム設定」アプリを開き、「一般」カテゴリを選択し、「ソフトウェア・アップデート」からmacOS Tahoe 26.2アップデートをダウンロードできます。ベータ版のアップデートを有効にするには、無料の開発者アカウントが必要です。

今週初めにiOS 26.2およびiPadOS 26.2ベータ版がリリースされたことから、macOS Tahoe 26.2に含まれるいくつかの新機能が明らかになっています。具体的には、リマインダーアプリにリマインダーの期限が来た際にアラームを鳴らすオプションが追加され、ニュースアプリにはデザインの更新が施され、ポッドキャストアプリには新機能が追加される予定です。

パブリックベータ版は今週後半に公開される見込みで、過去のリリーススケジュールから見て、macOS Tahoe 26.2の正式リリースは12月中旬頃になると予想されます。

SiriがGoogle Geminiを搭載へ:セキュリティとプライバシーへの影響

Appleが開発中の、よりスマートで高性能なSiriのバージョンが、Google Geminiによって強化されるとBloombergが報じました。Appleは、Googleが開発した1.2兆パラメータの人工知能モデルに対し、年間約10億ドルを支払うとされています。パラメータはモデルがクエリを理解し応答する能力の尺度であり、パラメータが多いほど一般的に高性能であることを意味します。

このSiriとGoogle Geminiの統合は、Appleの主要なAI機能がサードパーティの技術に依存することになるため、ユーザーのデータプライバシーとセキュリティに新たな懸念をもたらす可能性があります。 GoogleのAIモデルがSiriを通じてどのようにユーザーデータにアクセスし、処理するのか、そしてそのデータがどのように保護されるのかについて、詳細な情報が求められます。これは、Appleがこれまで強調してきたプライバシー保護の姿勢と、外部AI技術の利用とのバランスをどのように取るのかという点で、セキュリティコミュニティからの注目が集まる重要なポイントとなるでしょう。

その他のApple関連ニュース

  • iOS 26.1のリリース: 11月3日にiOS 26.1がリリースされ、「Liquid Glass」の切り替え機能、アラーム停止のためのスライド機能、新しいApple Intelligence言語などが追加されました。
  • 2026年の新製品: Bloombergのマーク・ガーマン氏によると、Appleは2026年に少なくとも15の新製品を投入する計画で、Apple Intelligenceの主要機能の展開やApp Storeに対する規制圧力など、同社にとって最も重要な年の1つになると予測されています。
  • Apple TVとHomePod miniの近日発売: 新しいApple TVとHomePod miniが今月中に発売される可能性があり、Appleの小売店では11月11日の夜に店舗の刷新が計画されているとのことです。

元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/06/apple-seeds-macos-tahoe-26-2-beta-1/